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    質のよい眠りで好循環生み出す 久留米大の内村氏に聞く

    2018年8月1日

     
     
     

    【福岡】ドライバーの睡眠チェックが義務付けられて1か月が過ぎようとしている。毎日、満足のいく睡眠が取れているという人は、どれほどいるだろうか。

    睡眠に関する研究を長年行っている久留米大学医学部長の内村直尚医学博士は、「日本人の平均睡眠時間は戦後の数十年で約1時間短くなった。これほど短期間に短くなった国はほかにない」と話す。

    同教授によると、日本と韓国がトップを争う短時間睡眠の国だと言う。

    日本人は昔から眠らずに働くことを美徳とする風潮がある。しかし、睡眠不足は様々な悪影響を及ぼす。高血圧、肥満、うつ病、アルツハイマー、がん、メタボリックシンドロームなど。これらを引き起こす原因の一つが睡眠不足だ。5時間未満の睡眠であれば、明らかに肥満傾向にあることも分かっている。それだけでなく、睡眠不足は経済的損失をも招くと、同教授は指摘している。

    ゲームやテレビ、あるいは職場の同僚達との飲み会などが原因で、睡眠不足になる。

    「眠ろうと思えば眠れるのに、何らかの理由で眠らない。それが続くと睡眠負債を抱えることになる」と同教授。

    最も深い眠りにつくことができ、成長ホルモンの分泌が促される時間帯は、午後10時から午前3時の睡眠。この時間帯に眠っているようにしなければ、質の良い睡眠は取れず、免疫力も低下する。寝つきがよくなるようにと就寝前にアルコールを摂取する人がいるが、覚醒物質を発生させるため眠りが短く浅くなって逆効果となる。
    携帯電話やPCのブルーライト、コンビニの光も覚醒作用があるため良くない。またスポーツジムで汗を流すのは、就寝4時間前までが良い。カフェインはもちろん、タバコにも覚醒作用があるので、就寝の2時間前にはやめる方が良い。

    「睡眠時間をしっかり確保しているのに、日中の眠気が取れない人は、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある」と同教授は指摘する。

    朝すっきりしない、体が疲れやすい、倦怠感が付きまとうなどの自覚症状が2週間程度続くようであれば、病院で受診する必要があるだろう。

    「不眠症や無呼吸症候群でなければ、夜ちゃんと眠ることで前日の睡眠不足は改善できる。ドライバーであれば、夜勤や長距離運転などでリズムが一定ではないこともあるだろう。望ましいのは夜勤を続けないこと。そして夜勤明けに就寝するのではなく、1~2時間程度の軽い睡眠に抑え、夜はいつもより早めに眠る。これが質の良い睡眠を取るコツ」と同教授は話す。

     
     
     
     
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