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    一向に減らぬ「爆弾」 山陽道ポイ捨て問題

    2019年6月11日New!!

     
     
     

     「あの手のゴミは一向に減る気配がない」と西日本高速道路(ネクスコ西日本)の関係者が手を焼くのは、路側帯や休憩スペースに投げ捨てられた尿入りのペットボトル。道路会社の内部では『爆弾』と呼ばれているという。

    ネクスコ西日本では昨年から、県内を走る山陽自動車道のインター周辺やSA、PAで後を絶たないゴミのポイ捨て解消に向けた対策を強化。投げ込み防止のネットを張ったポイントではゴミの全体量が減少する傾向にあるだけに、かねてトラックドライバーによるポイ捨てとささやかれてきた爆弾の多さが際立ってしまうのが気になる。

     ポイ捨てが目立つポイントの1つである備前インター(備前市)の周辺では昨年、本線から料金所へ向かう流出路沿いにポイ捨て防止ネットが張られた(写真)。

    ネクスコ西日本によれば「同地はゴミの投棄が一番ひどかった場所だが、ネットを張ってからは全体的に減少傾向にある」(岡山高速道路事務所・杉本浩司副所長)とのことで、昨年の時点では「改善しない場合に設置する」としていたCCTV(監視カメラ)は当面、保留の格好となっている。

     インター周辺やSAなどでは通常、2~3か月に1回の割合で清掃作業に当たっているが、高速道路の利用者から苦情が多く、ポイ捨てが特に目立つエリアでは作業回数を増やすなどして対応。SA・PAの休憩施設やトイレなどにポイ捨て防止のポスター、チラシを掲示してマナー向上を呼び掛けたが効果は上がらず、次の段階となる防止ネットを取り付けたところ、ようやく改善の兆しが見え始めた。

     ただ、投げ込めないようになったから、その場所でのゴミは減ったという感がぬぐえないのも実情だ。

    こうしたポイ捨ての不法行為は廃棄物処理法(5年以下の懲役または1000万円以下の罰金)あるいは、道交法(5万円以下の罰金)に罰則が規定されるが、根本的な解決には個人のマナーアップが最優先だ。

    ネクスコ西日本でも「カメラを取り付けることは最終の手段。確保していた前年度と同じく、予算取りは難しくない」(同)と引き続き、様子を見ながら対応する考えだ。

     一方、防止ネットによってポイ捨てが減ったことで逆に際立ってしまうのが「あの手のゴミはなかなか減らない」(同)という尿入りのペットボトル。トラックドライバーの仕業という指摘も以前から多いだけに、業界全体で考えるべき問題といえそうだ。

     
     
     
     
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