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    物流効率化よりワイロ優先、あきれた荷主工場長

    2010年8月30日

     
     
     

     神奈川県の運送事業者が、液晶テレビの部品メーカーの物流効率化に取り組んだものの、荷主の工場長が妨害し中止させてしまった。運送事業者はトラック2台を新たに導入していたが、撤退せざるを得なくなった。荷主の工場長が他の運送事業者と癒着しており、同社の参入を阻んだもので、物流効率化よりもワイロを優先した結果と言える。



     同社は別の荷主からの紹介で、新規の荷主の仕事に取り組むようになった。東京にある荷主の本社と交渉して、物流効率化への取り組みを進めることに。工場があるのは中部地域で、本社側でも工場長が地元の運送事業者と癒着していることを察知しており、その関係を断ち切るために、同社に仕事を任せることにしたのだ。

     交渉を重ねて本社側と話がまとまり、同社は新たに大型ウイング車を2台購入して輸送開始にこぎつけた。ところが、運送事業者を切り替える内容が伝えられると、工場長が猛烈に反対し出したという。本社側の決定に従わないと言い始めたのだ。今まで工場長にワイロを贈っていた運送事業者を使い続けるためだ。

     困ったのは、本社と交渉してトラックまで購入した同社だ。本社側では、同社に切り替えるという決定はひるがえらないことを工場長に伝え、本社の意向に従うように命じた。

     本社からの命令によって、工場長も仕方なく引き下がったが、問題はそれからだった。実際の輸送業務が始まり、同社のトラックが工場へ行くと、工場長の指示で完全に無視されるようになったのだ。構内に到着したドライバーに、荷物の積み方も荷下ろし場所も教えないという有り様だった。

     何も教えないことによって、事業者が失敗するように仕向けたのだ。失敗させて同社を撤退させ、従来からワイロをもらっていた事業者を使おうという工場長の意図のようだった。嫌がらせの直接の対象になったのは同社のドライバーだ。荷下ろし場所を教えてもらえないなど、作業ができない状態が続き、嫌がらせが強いストレスになっていた。

     これではドライバーがかわいそうだと判断した同社は、やむなく撤退を決めた。トラック2台を購入して始めた新規の仕事だったので撤退したくなかったが、ドライバーのことを優先した。

     幸い、すぐに別の仕事が見つかり、トラックは無駄にはならなかったという。(千葉由之)

     
     
     
     
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