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こんな会社に誰がした!第6回:2代目は細かすぎる?
2010年9月15日
今回の組織を蝕む原因は「問題のあるドライバーを辞めさせられない」です。
創業社長から2代目経営者への事業継承が増えている現在、多くの中小運送会社で発生しており、これも時代背景が大きく影響しています。例えば、?飲酒運転?ですら大らかな時代があり、当時は運転日報や点呼記録もいい加減でした。死亡事故を起こしても、?営業停止?にはまずならなかったのです。
現在はどうでしょうか? 飲酒運転をしようものなら、最大14日間の営業停止になる可能性があり、運転日報も記載に不備があれば車両停止などの処分を受けます。
そのため2代目経営者は、ドライバーに細かく指導せざるをえません。そのため、創業社長の時代からいる古株のドライバーは反発してくるのです。なぜなら、面倒なことをしたくないからです。
ですから「社長、私らは今まで何も問題なかったはずです。先代はそんな細かいことを言わない器の大きな方でした。社長は気にしすぎだと思いますよ」と。
実はココでどのように対処していくかが重要です。
まずは、2代目経営者がドライバーに対して何回も教育する必要があります。ドライバーとコミュニケーションを重ね、信頼関係を構築していきましょう。
それでもダメな場合は「罰則規定」を策定し、該当した場合には罰則を与えます。この際も当然、個別指導をします。それでもダメな場合には、引導を渡すしかありません。
厳しいかもしれませんが、組織を成長させていくため、ある程度のドライバーの入れ替えは、節目節目に発生すると覚悟したほうがいいでしょう。
「問題のあるドライバーを辞めさせられない」。これも組織を蝕む原因の一つです。
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