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    ドライバーに暴言 謝罪もない大手物流会社に困惑

    2010年11月18日

     
     
     

     あまりにお粗末で、戸惑ってしまう――。大手物流会社X社の基幹支店と下請け取引のある運送会社A社の社長は、X社の現状をそんな言葉で表現する。A社との業務上、窓口役の配車担当者が吐く暴言に始まり、X社の社内全体の挙動や雰囲気が異様だからだ。


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     A社によると今年の盛夏、X社の配車担当から、集荷を依頼する電話がA社のドライバーの携帯に入った。「今日は非番なので、ほかを当たって欲しい」とドライバーが伝え、数回のやり取りのあと、配車担当は「いつまでも休んでいろ、ボケ!」と言ったまま電話を切ったという。

     A社社長によると、X社の配車担当は30歳前後、ドライバーは60歳過ぎで親子ほども歳が違う。その後、配車担当の上司から「今後の配車は私がやる」との話があったが、暴言に関してX社の正式な態度表明は数か月経った今もない。

     X社が会社ぐるみでA社に何らかの含みを持たせているとは考えられないものの、組織として謝罪を求めたりするのは、A社としてもできない。組織としての対応を求められたX社が「逆ギレ」することも考えられるからだ。いまの段階での契約の打ち切りなどはA社としても避けたい。

     ただ、X社との契約に固執するものでもないとA社社長。A社の業務分野に別の下請け業者をあてがうなど、X社による攻撃とも取れる行動はすでに始まっていることもある。それに、X社が従来の社風でなくなって10年以上が経つが、改善の見込みが全くないからだ、と話す。

     両社は、百貨店からの配送業務を数十年来請け負い、ともに発展してきた関係だった。A社社長によると、仕事で仲良くできたのは10年程度前までで、それ以降は、私腹を肥やしたがる担当者を接待することでしか仕事の受注は増えなかったという。「仕事ができる人はほとんど辞めてしまい、残っていても肩身を狭くしている」。

     X社をめぐっては、昨年以降、次のようなこともあったという。荷主に運賃値上げの文書を一方的にいきなり送りつけ、送りつけられた荷主から契約解除が伝えられたケースが多発。解除まで行かなくても、運賃アップを飲んだ荷主がどれほどいたか、X社の名代で現場を回るA社ドライバーが一番よく知るところだ。ドライバーは、「文書送付以降、ガサッと物量が減少した」という。さらに、「X社は今秋にも同じような文書を荷主に送った。またどれだけ減るか、みんなやきもきしている」と話す。

     A社社長はこの一件を、「社内営業に長けた人間ばかりが残り、現場を考える人間が、いかにいなくなってしまったかを物語るもの」と位置付けている。(西口訓生)

     
     
     
     
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