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「子分化」で身軽に? 繁閑の並に苦肉の策か
2015年10月8日
西日本地区に本拠を構えるトラック事業の中堅経営者は約10年前、目に見えて応募が減ってきたドライバーを確保する対策として給料アップの方針を打ち出した。売り上げ(運賃)に対する歩合のパーセントだけでなく、日常の運行費や手積み、荷下ろし回数など細かな作業手当も増額する待遇改善策には「万一、仕事が減った場合にも対応できる仕組みを作る狙いもあった」(同社社長)というが、それが元で3年ほど前、予想していなかった労使トラブルを経験。そこで社長が考えたのは「事業休止中の免許(運送許可)を手に入れて?子分?を作ることにした」という。周辺でも同様のケースがあるようで、「別に珍しいことではない」と話している。
「暇でも社員を抱え続けないといけないくらいなら、5台を切り分けて分社化することを考えても不思議はない」と社長。取引がある建設業界の例を持ち出し、「ある程度のポストになると人件費が高くなるから、その幹部を社長に据えるための下請け会社を作る。それと似たようなもの」と説明する。(詳しい内容は、物流ウィークリー10月5日号に掲載しております) -
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