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トピックス
実運送の現場ニュース
2017年4月17日
長時間の拘束を解消して賃金アップ、その前提として不可欠になる運賃の引き上げへの動きが出始めたトラック事業。働く環境の改善は全産業で例外なく取り組まなければならない問題となっているだけに、ある意味で「逃してはならない絶好のチャンス」ととらえる運送関係者も多いが、一足飛びにできるような話ではないのも実情だ。多くの悩みを抱えながら日常を重ねている実運送事業の現場をのぞいてみた。
■腹いせで相談
「うち(労働基準監督署)に掛け込んで来るトラックドライバーのうち、本当に長時間労働や給料の未払いについて相談してくるケースは意外に少ないと感じる」と担当官の一人。ハローワークの現状も熟知している立場から、「気に食わない経営者への腹いせであったり、トラックの修理代を負担させられることの不満から、行政の窓口へ走るパターンも多い」と続ける。そうした行為によって増えているのが労基通報の件数。端緒がどうであれ、ドライバーらが駆け込んだからには行政当局としても放置することはできず、そのうち調査が入る。そうなると、無傷でいられるトラック事業者はほとんどいないのが現状だろう。
(詳しい内容は、物流ウィークリー4月17日号に掲載しております)関連記事
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