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    脇田運輸 定年後に技能伝承期間を設ける

    2015年11月27日

     
     
     

     脇田運輸(脇田浩二社長、大阪市住之江区)では、65歳の定年後も近場の輸送や若手ドライバーの横のりなどを行い、重量物輸送で必要な技術の継承も行っているという。
     同社は「高齢者の継続雇用」で、独立行政法人高齢・障害・求職者支援機構と厚労省が共催した「平成25年度高年齢者雇用開発コンテスト」で優秀賞を受賞している。同コンテストは、高齢化と少子化の進行により、今後ますます労働力人口の減少が深刻になる中で、高齢者の高い就労意欲と経験・技能を生かし、「生涯現役」で働ける職場づくりのために毎年実施されている。
     同社は重量物の輸送をメーンに手がけているため、体力・健康面の配慮から、65歳を定年としている。しかし、重量物輸送で欠かせないノウハウを持ったベテランを手放すのはもったいないと考え、定年後の2年間を後輩への技能伝承期間として、定年後は67歳まで希望者を全員、正社員として再雇用している。また新人ドライバーは、ベテラン高年齢者とのペアで就労することで運転技能の指導を受けるなど、さまざまな取り組みを行っている。


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     脇田社長は「全従業員のうち60歳以上が約20%を占め、業界全体でもドライバーの高齢化が進む中、従業員の経験と技術を末長く活用するために、この制度を導入している」とし「当社は重量物輸送ということもあり、免許の関係から若年ドライバーの雇用が難しい。そのためベテランの雇用を延長し、若年ドライバーに技術を継承できる環境を整えていきたい」と話している。
    ◎関連リンク→ 脇田運輸株式会社

     
     
     
     
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