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ブログ・湯浅 和夫
第20回:アクティビティ原価を計算する(2)
2007年3月22日
具体的な計算式は、算定シートをみていただくと、一目瞭然であろうと思う。
例示した「アクティビティ原価(人件費)の算定例」のシートは、人件費の配分計算シートの一部である。縦にアクティビティ、横に「社員」「パート・アルバイト(作業)」といった人にかかわる投入要素が並べてある。「社員」の下に月間コストが表示されており、その下には「作業時間計」「配賦率」「配賦金額」と並んでいる。
前回説明したとおり、「配賦率」は作業時間の構成比であり、配賦金額は「月間コスト×配賦率」の式で計算される。
アクティビティ原価の計算とは、各アクティビティに配分された金額の横の合計値を求めるということである。このシートでは人件費だけを取り出して合計している。
例えば、「309荷札貼付」についていうと、社員のコストが3万2033円、パート・アルバイト(作業)のコストが4万9194円、これらを合計した8万1227円が、「荷札貼付」の月間の人件費だということになる。この記事へのコメント
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筆者紹介
湯浅 和夫
株式会社湯浅コンサルティング 代表取締役
1946年 埼玉県生まれ
1969年 早稲田大学第一商学部卒業
1971年 同大学大学院商学研究科修士課程修了
1971年 日通総合研究所入社
1996年 同社経営コンサルティング部長
1999年 同社取締役
2001年 同社常務取締役
2004年 3月、同社を退職
2004年 4月、株式会社湯浅コンサルティングを設立し、代表取締役に就任。現在に至る。 -
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