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運送会社
N’sline 軽から10トン車まで対応、設立から1年
2021年12月28日
「昨年9月に運送事業許可が下り、車両5台からスタートさせた。本社事務所の駐車場は、最初は300坪だったが、おかげさまで増車を重ねてすぐにいっぱいになり、半年後には640坪に拡張。さらに隣のコンビニの跡地が空いたということで、その700坪も10月から借り、今では1340坪にまでなった」と語るのは、N’sline(エヌズライン、大阪府堺市)の和山真也社長。「10トン車がゆったり45台まで駐車可能なスペースを確保できた。ここは高速を下りてすぐの所にあり、東西南北に高速が伸びてどこへでも行けるとても便利な場所」と続ける。
もともとは軽のみで事業を行っていた和山社長だが、「荷主の労働時間の管理が厳しくなり、軽のドライバーが稼げなくなってしまった。そうした人たちを守るために一般貨物を始めたのが設立のきっかけ」という。
設立から1年が経った現在、車両は4トン車9台、10トン車25台の計34台を数えるまでに成長。「利益を出すにはある程度の台数が必要」との判断で、ここまであえて積極的に、コロナ融資を活用するなどして増車に努めてきた。「車両はすべて新車。お客様からの受けも良いし、新たな仕事にもつながるほか、ドライバーも働きがいがあると喜んでくれるなどメリットは多い。特に10トンのパワーゲート付きが人気で、当社では9台持っており、他社には少ないところが強みと言える」
同社はグループ会社として、大阪市都島区で軽貨物事業を運営する会社があり、そこではラストワンマイル事業として1日に80台ほど動いているという。「軽のドライバーを4トン、10トンに引っ張っている。頑張っている人を見ると『やってみるか?』と声をかけ、ドライバーにしても、ありがたい話として多くの軽ドライバーが一般貨物のドライバーに乗り替わっている」と同社長。
また、夜中にも運行管理者を立てて、ローテーションで24時間体制で対応しているのも同社の強みと言える。そして経験豊富な運行管理者を新たに採用し、通信式のデジタコも入れており、労務管理もきっちりと取り組んでいる。「増車と営業が攻めなら労務管理は守り。攻めと守りの2枚看板で取り組んでいる」
同社長は、「1年で30台が目標だったので計画通りに運営ができて、ほっとしている。おかげさまで仕事は順調。来年は45台を目標としている」と力強く語る。関連記事
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