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運送会社
「引越ナビゲーション・コシナビ」入札システム導入
2008年3月6日
コシナビ運営事務局(アットコラボ・岡野義郎社長=写真、大阪市北区)はこのほど、引越サービス一括見積もりサイト「引越ナビゲーション・コシナビ」に、「引越入札システム」を導入。
現在、大手引越企業など21社(2月15日現在)が参加しており、ビジネスモデル特許を申請中という。試験稼働を経て、1日から入札システムを本稼働させた。
従来のオンライン一括見積もりサービスに、引越入札システムを加えることで、引越業者のコスト削減と一般ユーザーの個人情報漏洩を防ぐという。岡野氏は「通常のオンライン一括見積もりサービスは、見積もり段階から顧客の個人情報を提供しているため、引越業者が顧客の意向を考慮しないで営業を行うケースが多い。その問題を解決するシステム」と説明する。
具体的には、顧客が発注先に選んだ引越業者だけに個人情報を提供するため、一人暮らしの女性も安心して利用することが可能という。同社は昨年1月からオンライン一括見積もりサイトの運営を開始したが、岡野氏は「後発のスタートになるので、どうしても差異化が必要と考え、引越入札システムを導入した」と説明する。
引越業者のメリットとして、一般顧客から最終的に選択された企業だけが、氏名や連絡先などの個人情報が送信され、そこで初めて営業を開始できる点を挙げる。料金は、従来の情報受信料金としてではなく、引越成約型となり、営業が成功すれば引越業者から1件に付き、一律800円(税込み)となる。
個人情報を受信していない業者は、一切コストの負担が掛からない。現在の引越業者数は21社だが、「サービスや質を高めるため、企業を募集しており、現段階では100社をめざして取り組んでいる」と話す。
さらに、同社では一般ユーザーの引越成約者にアンケートを実施。引越満足度を調査するだけでなく、顧客の声を業者にフィードバックする。アンケートを記入したユーザーには、抽選で家電製品をプレゼントするなど、インセンティブ企画を年に数回行う。
一般顧客は、個人情報の漏洩リスクが回避されるだけでなく、引っ越しについて専門担当者が無料でメール相談を行う、コシナビコンシェルジュというサービスも受けることができる。また、良くある質問や引越マニュアルなど役立つ情報も掲載し、フルサポートしている。
今後の取り組みについて、岡野氏は「プライバシーマークも申請中で、一般顧客の視点(BtoC)を重視し、満足度を向上させながら開発運営を行っていく。引越専門ポータルサイトとして、利用価値をさらに高めたい」と意気込む。
問い合わせは、コシナビ運営事務局まで、電話06(6131)1392番。
HPは、http://koshinavi.com/ -
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