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    エコポイントで活況の家電配送 傭車が集まらない理由

    2010年12月15日

     
     
     

     省エネ家電の購入を促すエコポイントが半減される12月を前に、活況を呈した家電量販店の駆け込み需要。家電を扱う運送事業者はフル稼働で、年末までこの状態が続くと予想される。しかし、自社トラックでは間に合わない各社が協力業者を探すものの、なかなか見つからない。荷動きの低迷で仕事を探している事業者が少なくない中で、ミスマッチな現象が起きている。
     「傭車が集まらない」と焦りの表情を浮かべる関西の中堅運送会社社長。長年、大手家電メーカーの商品配送を請け負っているが、11月末の仕事量はバブル時に匹敵する忙しさだ。しかし、協力業者にトラックの手配を頼んでも、一様に反応は好ましくないという。


     「家電の運送はリスクが高い」と話す関西の運送会社。一時期、家電配送を大手運送会社から請けていたが、クレームが続き撤退した。「ダンボールへの少しの傷で弁償させられ、運転者が参ってしまった」と話す。
     同社では、配送中に商品のダンボール同士がこすれ、プリントされた印字が他のダンボールに付着してしまったことで、荷主から責任を追及された。結局、梱包費用と商品の検査代を合わせ、1万円の弁償。「家電は箱ごとが商品になってしまっている。扱いに慣れていないと商品事故になりやすい」と同社社長は語る。
     関西の別の運送会社も、家電配送をリタイヤした。同社では、商品移動のために手を入れる穴を破損させ、商品丸ごとの弁償となった。しかも、荷主側が分解検査の必要があるとコンプライアンスを盾に商品を引き渡さなかった。その後の経過については荷主から一切報告されていない。
     同社は「ダンボールが破けただけで商品に問題はないので、買い取りできるなら転売できたのだが…。クレームによる弁償が運賃を超えては話にならない。家電の配送はこりごりだ」と話している。
     家電配送の事故率の高さが傭車先の敬遠につながっているようだが、他にも待ち時間の長さを指摘する事業者もある。ある運送会社では「何回か家電の配送を請け負ったが、物流センターでの荷物の積み待ち、下ろし待ちの時間が長すぎる。時期によっては4、5時間待つこともある」と話していた。
     協力業者として家電配送を行った事業者は、各社とも共通して運賃面の安さを挙げる。
     ある事業者は「以前、元請けの運送事業者に損害分を見越した運賃の交渉をしたことがあるが却下された。忙しくても家電の配送は運賃が上がらない。元請けではきちっとした運賃が出ているのに」と話していた。

     
     
     
     
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