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    デジタコ導入のメリット 情報量の多さで優位

    2012年3月16日

     
     
     

     義務化に向けて動いている「デジタルタコグラフ」。導入するメリットとして、「外部からのチェックが容易」(中田徹・国交省自動車局長)とされているが、国交省では交通安全対策だけではなく、労働時間の順守など、労務管理のツールとして役立てたい考えだ。しかし、更なるコストアップを危惧する業界内では、「アナログ式でも問題ないのではないか」という声が根強く残っている。デジタコの必要性について調査した。


     中田自動車局長は先月の定例会見でデジタコについて、従来からアナログ式のタコグラフを使うなど、自主努力をしてきた事業者には一定の配慮が必要としながらも、「デジタコの方がアナログ式より管理が完全であり、外部からもチェックしやすい」と、その優位性を説明。「(交通安全と同じように)労働時間順守を図ることも目的」としている。
     厚労省が平成21年に出した「ITを活用したリアルタイム遠隔安全衛生管理手法」によると、デジタコとアナログ式を比較し、「アナログ式は情報量が限られ、情報解析に習熟が必要だが、装着経費が比較的安価」とし、「デジタコは高価だが、情報量が多く、情報解析が容易にできる」としている。
     あるデジタコの販売会社によると、デジタコ導入実績について「27台(年間走行距離140万km)の場合、初期投資額は600万円。燃費アップ率は15%で、燃料費(120円計算)を390万円削減できる。102台の場合、初期投資額2200万円で17%、1960万円の削減となった。150台の場合、初期投資額4000万円で8%、4600万円削減できた」という。
     矢崎総業(東京都港区)では、「製品によって変わってくるが、アナログ式平型の単価は8万円ほど。付属品は別途で、取り付け費用は2万円」と説明する。また、デジタコとアナログ式の販売比率については、「2011年の出荷台数の比率ではデジタコ3に対して、アナログ式が7となっている」としている。
     実際にデジタコを導入した運送事業者では、「ドライバーの意識が変化したことが大きい。今まで何も考えずに運転していたものが、急発進や急ブレーキ、アイドリングについて少しずつ注意するようになった」という。
     あるドライバーは「アナログ式だと容易にデータを改ざんできると聞いた。針を曲げるらしい。デジタコの場合、かなり専門的な知識が必要だろう」と話す。また、前出の運送事業者は「管理されることに慣れていないドライバーも多く、導入メリットがあるかどうかを考えるべき」と指摘。厚労省の解説書にも「やみくもにツールを手に入れたとしても、それらを使いこなすことができなければ、効果的な安全衛生管理からは遠ざかる」と指摘している。

     
     
     
     
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