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    OCHIS 23年度のSAS調査概要を発表

    2012年6月27日

     
     
     

     ヘルスケアネットワーク(OCHIS)はこのほど、平成23年度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査の実績調査概要を発表。それによると受診者の約5人に1人が精密検査の対象となっており、作本貞子理事は「騒がれているてんかん患者による交通事故の割合よりもSASの方が断然リスクが高く、足元にあるSASを認識し解消に努めていただきたい」と、トラック運送業界に強く呼びかけている。


     23年度のパルスオキシメータによるSAS検査を受診したトラック関係者数は6426人。そのうち精密検査が必要となるD判定が1087人で全体の16.9%、うち重症者となるD+判定者数が301人と全体の約4.7%、前者と後者で計1388人、全体の21.6%(平成22年度は25.8%)と、約5人に1人が重症者の割合となっている。
     D判定者(D+判定者含む)を年代別で見ると、40歳代が579人と最も多く、続いて50歳代が364人、30歳代が254人、60歳代が148人と高年齢ほど多い傾向にある。また、肥満がSAS症状を増加させる一原因と言われているが、BMI値(体格指数)が高くなるほど、D判定者、D+判定者の割合も増加している。
     自覚認識がないと答えた5916人中、1244人がD判定者で、そのうちD+判定者は273人。逆に自覚認識があると答えた510人中、D判定者は144人、D+判定者は28人で、「自覚の有無と判定結果にほとんど相関関係がないことが判明した」としている。
     作本理事は、「てんかん患者の交通事故は全体のほんの一部。SASはD判定とD+判定が20%の割合を占めており、大惨事につながりかねない。SASを理解し対策に努めていただきたい」と説明し、「SASには即効性のある効果的な治療があり、治療をすれば事故は減少する。公共輸送機関であるトラックドライバーにはSAS検査および健診後の事後チェックにも努めていただきたい」と語る。
    ◎関連リンク→ 特定非営利活動法人ヘルスケアネットワーク(OCHIS)

     
     
     
     

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