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    若手ドライバー減少、人材不足は輸送法で解決

    2013年1月11日

     
     
     

     ドライバー不足を懸念する運送事業者が増えているが、中でも深刻なのは高齢化が進む一方で若手ドライバーが増えないことだ。輸送品目を問わず、そうした課題に直面している事業者は多く、単なる求人募集だけでは解決しない状況も垣間見える。ドライバー職のイメージ向上などの取り組みだけでは追い付かないほど、若手ドライバー不足は深刻だ。募集しても人材が増える見込みが少なければ、輸送方法や車両を工夫し、少ないドライバーでも物流量は減らさない工夫をする事業者も出てきている。


     神奈川県内で食品関係の物流センターを運営する物流会社は、長距離輸送のドライバーの実態を定期的に調査しているが、全国各地から食材を運んでくるドライバーの年齢を調べた結果、「50歳以下はいなかった」とし、高齢のドライバーが年々増えているという。
     同社では全国の物流ネットワーク構築を目指しているが、拠点間を結ぶ運送各社のドライバー高齢化が続けば、長距離輸送の担い手はいなくなると心配している。このため、中距離輸送はトラックで行い、地方間を結ぶ長距離輸送は海上輸送に切り替えるなどの方法も考えている。同社の場合はGマークやグリーン経営認証も取得し、福利厚生もしっかりしているが、それでもドライバーは集まりにくいという。
     輸送品目が違っても若手ドライバー不足の悩みはある。同じく神奈川県のある生コン輸送業者。生コンの場合は輸送距離は短いが、それでも若手が入ってこない。リーマン・ショック以降、生コンの出荷量は減少しているが、人材も不足している。対策として同社の場合は、ミキサー車を改良して従来より18~20%多く生コンを運べる車両を開発した。ドライバー一人あたりが運べる量を、車両を改良し増量することで物流効率を上げ、全体の物流量を増加しているのだが、「それでも人手不足が心配だ」としている。
     トラックを見直すことでドライバー不足に対応する事業者は他にもある。同県でスーパーなどに食品輸送を行っている事業者は、トラックメーカーやボディメーカーと協力して、中型車での「脱着型コンテナ車」を開発し実用化している。
     これは独自開発したコンテナで、リモコン操作により1分ほどでコンテナが脱着できる仕組みだ。配送先のスーパーに到着すると、コンテナごと置いて配送を完了し次の場所へ向かう。コンテナごとに積み下ろしをするので手待ち時間がなくなり、作業時間が圧倒的に短縮される。コンテナを下ろしたトラックは、別の物流センターで同じように荷物を積み込んだコンテナを装着して次の配送場所に向かうため、1台で複数台分の仕事量をこなせるようになった。
     車両自体を改良して回転率を上げ、1台で運べる量を増やしていこうというのが同社の取り組み。これは荷主にも理解され、オンリーワン企業としての評価を得るに至っている。

     
     
     
     
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