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    冬季の北海道物流 雪の影響でリスク抱え

    2013年2月7日

     
     
     

     12月中旬から大雪に見舞われた道内。本州などとの間の宅配便では、雪の影響で荷物が届く日程が指定より1日遅れてしまうことも珍しくはない。
     道内では大雪が降ったり、吹雪になったりした場合、道路状況の悪化、視界の不良、事故の発生、高速道路の通行止めなどが重なり、到着時間が読めなくなるケースも出てくる。雪は、トラックの安全とリードタイムを脅かす厄介な存在だ。冬季の道内の運送事業者は、「早めに出発する」くらいでは通用しない、不可抗力により到着や荷下ろしのスケジュールが大幅に遅れてしまうリスクを常に抱えている。


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     小売店への配送を行う札幌市内の事業者は、「大雪で運行が危険な状態になっても、うちはそれほど問題ない」と話す。悪天候の地域に向かう便などで、あまりに危ないと判断した時には、荷主の了解を得て、配送自体をとりやめるという。「何が何でも届ける」という運送会社の意地よりも、安全性を優先させており、それが荷主にも理解されている。
     同市内の別の事業者は、「運行中止はほとんどないが、悪天候で予定よりも到着が遅れても大丈夫」と話す。荷主企業と連携してトラックのIT化を積極的に進めており、運送会社でも、荷主側からでもリアルタイムで車両の位置を把握している。大雪などで到着が遅れる場合でも、どのくらい遅れて店舗に着くかという報告をしっかりと行う。荷主側でも当然、位置を把握しているため「いつ着くのか」といったイライラの解消にも役立っている。その分、ドライバーには、焦らずに、安全の運行を指示することもでき、IT化が信頼と安全の確保につながっている。
     一方、様子が異なるのが同市内の軽貨物事業者。「基本的にうちは仕事を受け、委託事業者にお願いする立場。事業主同士が仕事をやり取りしている形なので、一般貨物でいう社員の安全といった配慮よりも、下請けに仕事をしてもらう元請けの気持ちになる。そのため、ドライバーの安全についての配慮は正直、薄いのかもしれない」と打ち明ける。
     そのため、「大雪であろうと、事故に巻き込まれようと、一義的には委託事業主の責任で、全力で対応してもらっている。軽自動車なので小回りがきき、死亡事故のような重大事故は起きないため、うちは責任をもって届けてもらうことを最優先にしている。それが信頼確保につながると信じている」と語っている。
     会社によって「無理をしない」「届けることが最優先」と対応が異なるが、冬季の道内の運送事業者はこれからも、雪への対応で頭を悩ませることになりそうだ。

     
     
     
     
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