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    運送業の魅力変化 独立の夢抱くドライバー減る

    2013年4月17日

     
     
     

     「将来は独立して、運送会社の社長をやりたい。そんな夢を持つトラックドライバーは少なくなった」。
     神奈川県のある事業者は、運送業で働く魅力の変化を話す。最近特に指摘されるドライバー不足の背景には、何に働く魅力を感じるかというライフスタイルの変化もあるのでは、と感じているという。


     運送事業者には、軽貨物などトラック1台から始めて、徐々に仕事が増えて会社組織にしていったという事業者も多い。同事業者も別の業界から脱サラして軽自動車1台で始めた。「運送業の魅力は自分の働きによって荷主が付いて、仕事が増えれば独立して経営者も目指せるところにあった」という。荷主からの様々な依頼に対応しながら、トラックも増やし会社組織にして、やがて株式会社になった。
     そうした経験があるので、同社で働くドライバーには希望があれば独立も認めることにしている。しかし、現在いるドライバーからは1人も独立希望者がいないという。「独立して事業を起こすのなら応援するつもりだけど、それよりも今のままで働くことを選ぶドライバーが多い。当社でずっと働いてくれるのは経営者としては喜ぶべきことだが、昔と今との違いを感じる」という。

     
     
     
     

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