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    安全運行サポーター協議会 体調予報で健康と安全運行を支援

    2018年5月29日

     
     
     

    健康・過労起因事故の効果的な防止や、プロドライバーの労働生活向上を目的に掲げ、活動している安全運行サポーター協議会(酒井一博会長)。メーカーや運送事業者、学識経験者で構成されている同協議会では、「体調予報」の確立に向けて研究開発とトライアルを繰り返している。

    同協議会幹事で、大原記念労働科学研究所副所長の北島洋樹氏(写真右)は、「体調予報」について、「ドライバーの健康と安全運行を支援する仕組み」と説明。年齢やBMI値、睡眠状況を入力した個人属性と、デジタコの休憩時間などの客観的な情報に加え、5段階評価で表した本人の主観の疲れ具合を合わせたデータをもとに、健康状態の予測を立てる。

    「長距離を運転することは疲労につながり、過労を引き起こす。疲れ具合は、BMI値やストレス状況で異なる」と話すのは、同協議会会員のトランストロン(横浜市港北区)で情報サービス部門統括部長を務める田中充氏(同中央)。「バイタルデータを測定することで、基準となる数値を算出できる」という。

    北島氏は、「体調予報は、健康管理の仕組みづくりの基盤であり、事故防止や安全運転のためのもの。悪いデータが出てしまうことを心配するドライバーも多いと聞くが、『体調予報が就業機会を奪ってはいけない』と考えている」と語る。「良い健康状態にするためにどうすればいいか、考えるきっかけにしてほしい」と語る。

    同じく会員の矢崎エナジーシステム(東京都港区)で計装事業部・第一開発部長を務める増田一英氏(同左)は、「定められた休憩などをきちんと守れば事故は減るはず」と前置きした上で、「問題は、規定をすべて守っているにもかかわらず、ドライバーの状態が『疲れている』だった場合。改善するには人を増やすか、労働環境を変えるか。選択肢を考える指標にできるのでは」と語る。

    田中部長は、「デジタコに、『健康管理』や『コミュニケーションツール』という新たな価値を付加し、安全運行に貢献したい」と語る。増田部長は、「我々の取り組みは、事故の削減が目的」とし、「リアルタイムに危険を知らせる機能が注目されているが、事前に健康状態を確認でき、必要があれば警告する当システムも普及させ、事故を未然に防ぎたい」と青写真を描く。北島氏は、「本格的な運用に向け、検証と調整を続けていく」と熱く語った。

    ◎関連リンク→ 安全運行サポーター協議会

     
     
     
     
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