日本郵政公社は３１日、オランダ物流大手のＴＮＴと国際物流事業分野における戦略的パートナーシップを構築することで合意したと発表した。このパートナーシップはＴＮＴの強力なグローバルネットワークと、郵政公社の国内における確固たる地位と信頼を基盤としており、郵政公社は同提携により国際物流事業への本格的展開を図る。
　また、両社一体となり、アジア太平洋地域のエクスプレスおよびロジスティクス市場におけるリーディングポジションの確保をめざす。
　郵政公社の生田正治総裁は「ＴＮＴとの提携は、全日本空輸との航空輸送分野での提携と相まって、日本郵政公社の本格的な国際物流分野での事業展開の強固な基盤を形成するものです。この提携を出発点として、成長しつつあるアジア太平洋の信頼されるリージョナルオペレーターとなる地歩を築いていきたい」としている。