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  • 射界

    2017年2月27日号 射界

    2017年3月3日

     
     
     

     発明王エジソンが蓄電池を発明したのは1920年代。それから現在まで、改良を重ねながら私どもの暮らしの中で蓄電池が多用され、IT時代を築く礎になっている事跡については言うまでもない。蓄電池を発明した当時、爆発的に売れた蓄電池の利益を基に「エジソン奨学基金」を設けたエピソードを知る人は少ない。



     ▲奨学金を希望する学生の選抜テストには、物理や科学、数学、一般常識など約60問が出題されたが、いずれも学校で学ぶ知識を問うもの以上に非常識な設問が多かったという。基本的に発想力を問う設問が大半で、思いっきり自由な発想を解答に求めていた様子がうかがわれる。資料(浜田和幸著『快人エジソン』)によると「音楽と雑音の違いについて述べよ」などがあったという。

     ▲エジソンは学校教育を軽視したわけではない。学校で基礎学力を身につけたうえで、さらに各自の持つオリジナリティーな発想力を求めての設問だったようだ。一般常識を問う設問でも、モラルと人間性に関わるものが多く、これもエジソンの教育観や信念に基づくものだったと推察される。彼は自主独立や地域への奉仕精神を育成することが、学校教育の目的と確信していたようだ。

     ▲もちろん、設問に正解はない。思いっきり自由な発想を解答に期待しているからだ。画期的なアイデアは常識を超えたところから生まれるが、原理原則を踏まえて描かれた発想でなければならない。空飛ぶ鳥を見て人は飛行機を発明した。鳥と同じように羽ばたいて飛ぶ発想である限り成功しなかったが、羽根を固定して飛ぶという、発想の転換から飛行機が実現した点を想起して欲しい。

     
     
     
     
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