千葉県野田市・流山市を中心に関東一円に輸配送業務を行っているタイトー物流サービス（橋本直樹社長、東京都荒川区）はこのほど、関東発の輸送サービス「小口混載・路線便.com」をスタートした。

「小口混載・路線便.com」は、大手路線会社１２社と提携した独自の配送網を保有する同社が長年の取り扱い実績や経験をもとにブラッシュアップしたサービスで、関東発の全国発送を行っている。

関東発の荷物を同社の拠点である千葉県野田市・流山市に集め、全国各地に発送。北海道や沖縄まで最短翌日着と配達完了までのリードタイムが短く、小口から大口の荷物、特殊形状貨物など、小ロットの荷物から対応することができる。

事業の柱として、創業70年の同社がこのサービスに注力することになったのは、３、４年前に前社長が大病を患い闘病することになって、会社が存続危機を迎えたことが始まりとなっている。

３年前に前社長から代表を任された橋本社長は「就任してまず、社員を集めて会社の強みと弱みについて話し合った」とし、「強みである全国配送のノウハウと実績を生かしていこうと『小口混載・路線便.com』を始めた」という。

このサービスについて同社は「広告を出すと多くの問い合わせがある」と手ごたえを感じている一方で、「当社の車両台数は８台なので、このままだと集荷が限られてくるので、安定した需要を確保しながら５年計画に基づいて車両も増やしていきたい」としている。

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