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    岡山県 マーケット活かせる「先進物流拠点」めざして

    2007年4月26日

     
     
     

     山陽自動車道と中国自動車道が横断し、瀬戸大橋の起点となる岡山県。中国と四国の結節点にある地の利を生かし、「先進物流拠点」をめざすという独自のビジョンを掲げ、物流インフラの整備に取り組んできた。現在の状況について、同県産業労働部企業立地・物流推進課の高橋潔課長(写真)に話を聞いた。


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     同県にはもともとメーカーが多く集積しているが、行政の取り組みも功を奏し、物流拠点を構える企業が増加。四国を営業エリアとして視野に入れる企業の多くが、西日本の拠点として同県を選択しており、「普通倉庫面積は中四国でトップ」(同課長)という。また、同県は消費地としての魅力も大きく、同課長は「岡山ICから2時間圏域の人口は1640万人」と、東京都の人口(1200万人)をはるかに超えるマーケットが広がっていると説明する。
     自動車道などの陸路だけなく、海・空の輸送ルートも充実。瀬戸内海に面する水島港は、中国・韓国・台湾を中心とするコンテナ航路を持ち、全国4位(昨年)の取り扱い貨物量を誇る。また、3000mの滑走路を持つ岡山空港は、ソウルと上海に毎日定期便が飛ぶ国際空港。通関の早さが強みで、「ボジョレーヌーボーの到着する空港」としても知られている。
     現在、同県が物流用地としての分譲に力を入れているのが、中国自動車道沿い、真庭市にある「真庭産業団地」。米子自動車道久世ICに近く、「山陰地方を視野に入れた物流拠点として最適」。同県の物流施設誘致促進助成金制度で「設備投資額の10%を補助」するほか、同団地は「土地取得代の20%を奨励金として支給」するなど、優遇策も手厚い。
     また、同県では「県内全域に光ファイバーを敷設している」と、ITインフラの整備にも注力。県南部は、すでに行政が分譲する用地は売り切れも多いが、「お問い合わせをいただければ、民間の分譲用地や遊休地の情報をご提供する」という。
     3PL企業を中心に拠点集約の動きもある中で、同氏は「西日本、特に山陽道沿いに進出をお考えの際は、ぜひご検討をいただきたい」とアピールする。
     なお、同県HP内には、輸送条件を入力することで、同県に拠点を構えた際の輸送コストを試算できるページも。問い合わせは、電話086(226)7374、同課まで。
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    ◎関連リンク→岡山県

     
     
     
     
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