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ブログ・橋本 直行
【事業承継のタイミング】
2012年10月8日
150年の歴史を持つ、稲庭うどんの老舗、佐藤養助商店(本社:秋田
県湯沢市)の8代目、現社長の正明氏は、35歳で家督を継ぎました。
先代で現会長の佐藤養助氏の「息子には、早いタイミングで会社を
譲る」という方針によるものです。
理由は、思い切った経営施策は、若さがなければなかなかできるもの
ではないからです。
思い切った施策を適切なタイミングで打てなければ、生き残れず、
老舗を続けることはできません。
また、早いタイミングでの事業継承なら、まだ先代に余力があり、
充分な後見ができるというメリットもあります。
ただし、佐藤養助会長は、正明社長の成長のため、「一度任せたら
信頼して、口出しをしないこと」を心掛け、第一線からすっぱり身を
退いたそうです。
理想的な、事業承継だと思います。
船井総研創業者の船井幸雄も、「経営者になるのなら、35歳までに
なった方がよい」と説いています。
理由は、同じです。
・出典:「日経トップリーダー」
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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