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運送会社
日新運輸 社内報まもなく100号、情報共有にも有効
2015年10月23日
【北海道】日新運輸(森俊一社長、旭川市)では毎月、社内や業界内の情報などを掲載した「NISSHIN─NEWS」を作成し、給料袋とともに月末に従業員に配布している。社長就任前の2007年8月に創刊し、今年8月で丸8年、来年1月で記念の100号を迎える。同社の歩みを記した貴重な資料にもなっている。
同社に入る前は商業施設のデザイン・設計などを手がけていた森社長が、全号の原稿作成から紙面レイアウトまで1人で担当している。紙面の基調となるカラーや題字横の写真を毎号変更し、紙面にも写真をふんだんに掲載するなど、商業用の情報紙に劣らない出来栄え。「月末が近くなると、内容やレイアウトを一晩じっくりと考え、一気に作成する。これまで2号ほど休刊にしたが、ほぼ毎月発行してきた」という。
内容は多岐にわたり、手がけた仕事や社内イベント、人事や活躍した社員、荷主の情報、近辺で発生した事故、参加したト協の行事などのほか、森社長の経営や交通安全についての考えなども掲載。「取引が終了した仕事の報告」といった「切ない情報」も包み隠さず載せている。
自身が社長に就任した08年4月発行の第9号には、「前社長、役員、そしてみなさん方が創り上げてきたこの30年の歴史に感謝申し上げ、これから創り上げる未来に対し、誠心誠意、一生懸命に取り組む」と経営者としての抱負を掲載し、社長に就くにあたって作成した「経営理念」を初めて発表した。
この経営理念は、「輸送サービスを通じ、社会に貢献する企業をめざします〜人々が生活するうえで、流通する全てにかかわる『輸送』は、極めて公共性が高く社会的責任が非常に高いものと我々は認識し、コンプライアンス・環境保全を最重要課題として、継続的な取り組みを行いながら、社会に生かされていることを忘れることなく商業サイクルの一員として物流サービスの提供を行います」などの内容で、発表まで時間をかけて練り上げた。
森社長は「NISSHIN─NEWSは社員の家族に、会社のことを知ってもらいたいと考えて始めた。社内でも担当外なら知らないことも多いので、情報の共有化にもつながっている。今後も発行を継続していく」と話している。 -
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