-
運送会社
イワタ輸送センター 品質と意識向上を啓発、フォークマイスター認定試験
2019年5月10日
【静岡】イワタ輸送センター(天野恭子社長、袋井市)はこのほど、自社施設内で「フォークリフトマイスター認定試験」を実施した。
「フォークリフトの免許は一度取得すれば生涯有効となるが、事故発生時の損害や労働災害のリスクは大きく、また、日々混み合った状況の中での作業では高い技能が求められる。一人作業の場面の多いドライバーらに1年に1度、こうしたイベントで技能を磨いてもらうことで、スキルアップと意識向上を啓発できると考えている」と、その意義を語る天野社長。今年で5回目となる同試験は、筆記と実技を経て総合ポイントを競い合う形で進められ、一定の基準をクリアすると「フォークリフトマイスター」に認定。1年間、その栄誉と共に給与面での「マイスター手当」が与えられる仕組みとなっている。
試験の前には例年、安全教育研修も実施。この日は労働災害防止研修と題し、陸災防の酒井雅彦安全管理士を講師に招いてのセミナーが行われた。同氏はフォークリフトの特性や労災発生のメカニズムなどに触れ、災害防止のための留意点や心得を解説。労働者の意識や気構えと共に管理者側の姿勢にも言及し、健全な社内教育のあり方を説いた。
参加した7人は研修に引き続いて試験へと移行。「今年は難しかった」という筆記試験では皆、一様に苦戦の表情を浮かべたが、実技試験では統括運行管理者の藤田光人氏が見守る中、慎重な対応に努めた。
採点の結果、今年マイスターに選ばれたのは齋藤修氏、宮澤豊氏、中川智史氏の上位3人。3人にはそれぞれ天野社長から認定証とヘルメットに貼付する「マイスターシール」が贈呈され、1位となった齋藤氏は、「これに満足することなく、もっと練習を重ねたいと思います」と謙虚なコメントを残した。
今年で70周年を迎えた同社では、同様の取り組みを今後も積み重ね、品質向上と社内環境の充実に努めたいとしている。
◎関連リンク→ 株式会社イワタ輸送センター
関連記事
-
-
-
-
「運送会社」の 月別記事一覧
-
「運送会社」の新着記事
-
物流メルマガ