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    ウィルコムで通信費削減

    2007年3月20日

     
     
     

    通信費の削減に取り組む事業者が増えている。
    アイ・ティー・関東事業協同組合(千葉市花見川区)の代表理事を務める大栄陸運(同)の齋藤成弘社長も、自社の通信費を「ウィルコム」を活用することで削減に成功しているという。


    同組合は、求車求貨事業はもちろん、物流にITを導入し、経営効率化に取り組む企業が参加、積極的な活動を展開している。なかでも同社では、運送事業者にとって必要経費と考えられている通信費に着目。
      ウィルコムが提供する『ウィルコム同士なら通話料無料』というサービスにコスト削減の可能性を感じ、昨年8月に法人契約を結ぶとともにPHS15台を導入したという。
     同社ではドライバー約20名のうち半数が「ウィルコム」を所持。
    事務所側では、社長はもちろん、配車担当者5人もPHS端末を持ち、主に到着報告や朝・夕の電話連絡など、ドライバーとのやりとりで活用している。
     ウィルコムの導入効果について齋藤社長は、「はっきりとした数字はまだ出せていないが、通信費は確実に減っている」と説明。
      また、「配車担当者が配送先の住所などをドライバーにメールで送っているが、ウィルコムならメールも無料なので削減効果は広がっている」。
      さらに、「当社のドライバー達は仲が良いため、頻繁に電話をかけあいコミュニケーションを取っている。ウィルコム同士なら通話料がかからないため、仲間内での通話料も大幅に削減できている」とも。
     同社ではPHSを導入する際、ドライバーの携帯電話の通話料を集計(表)。個人差はあるが、営業所やドライバー、荷主への通話料がかなりの額になっているのがわかる。
      「あくまで自主申告での数字だが、社内間の通話はウィルコムを導入することでゼロにできるはず。この表を見て、改めて『通話料無料』のメリットに気付いた」という。
     配車を担当する山川良輔主任は、「ドライバーからはマメに電話が入るようになった。通話料を気にせずにかけられることが奏功しているようだ」と説明。
     「ドライバーとの通話中に取引先から電話がかかってきた場合も、ウィルコムなら通話料がかからないので、ドライバーには通話を切らずに待たせておき、別の電話に出ることもできる」と贅沢な利用も。
     また、「これまでドライバーから『配車の○○さんをお願いします』とかかってきていた電話も、担当者のPHSに直接かかってくるようになったため、取り次ぐ手間もなくなった」。
     通話品質について、「走行中の通話は途切れることもあるが、停止している状態では問題はない」とし、「業務報告は停車中に行っているので、使い勝手に問題はない」という。
     齋藤社長は「コストダウンが図れるだけでなく、社内のコミュニケーションも円滑になる。通話料無料は、運送事業者にとって良いサービスではないか」と語る。0320daiei3.jpg
    ウィルコムの法人専用HPは、http://www.willcom-inc.com/ja/index.html

     
     
     
     
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