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    中央通運・植田社長「5年以内に売上高100億円へ」

    2007年7月25日

     
     
     

     昨年度の売上高は67億3000万円(前年度比7.9%増)、経常利益7800万円(同39.3%増)と、好調な中央通運(植田義明社長、東京都港区)。目標は売上高百億円突破と経常利益率3%達成だが、「100億円は5年以内に実現する」と植田社長。
     業務拡大の最中、05年に札幌通運と経営統合。持ち株会社ロジネットジャパンを設立し、札幌証券取引所に上場を果たす。通運業界の老舗で旧態依然としていた同社を、劇的に変えたのが植田社長だ。


     植田氏は68年、一橋大学を卒業後、国鉄に入社。貨物畑を歩き、JR貨物発足時は初代九州支社長を務める。93年に退社し、翌年、日本運輸倉庫に入社。ヘッドハンティングにより中央通運社長に就任したのが94年8月。「デフレ不況の真っ只中で経営者としてのスタンスをしっかり示さないと潰れると感じた」。このため、「徹底的な経営の『集中と選択』」に取り組む。要らないものが、たくさんあった。「うちの規模でやっても絶対儲からない」と、まず引越輸送をやめた。鉄骨・橋梁など特殊な重量物輸送も「季節変動が大き過ぎる」と撤退。「不要な事業はどんどん消していった」。
     その一方で「強味は何か。経営者として何ができるか」を考え続け、「鉄道をベースにやろうと決めた。輸送品目を危険物や化学品など絞り込んだ」。手を引いたかにみえた重量物も「季節変動のないもの」には力を入れた。パイル(基礎固め用の杭)やプレキャストコンクリート類だ。これで「従業員の作業ノウハウを有効活用」できた。
     IT化も進めた。現在、同社の中核情報システムとなっている「CT─ネット」は「6000万円以上かけて」構築。「3年間、悪戦苦闘の末、経営情報を荷主への請求や当社の財務会計、また戦略情報として処理するまでになった」が、「まだ不十分」という。
     「さらに機能を拡充し、経営状況、輸送状況、取引状況などの『見える化』を進める。最終的に企業風土を大きく変えたい」。
    「鉄道輸送はフォーメーション輸送」と主張する。「作業の前に綿密な打ち合わせが必要」なためで「例えば、台風が来たら、すぐトラック輸送に切り替えるなどの段取りができなくてはダメ。輸送を止めたり、遅延させることは許されないからだ」。その言葉通り、数年前、台風が連続して日本に上陸した年、どこよりも正確な輸送を完遂して荷主に驚かれた。
     「輸送品質の向上」では「トラブルや事故などPPM(百万分率)で考えるべき」が持論。年20万個のコンテナを輸送しているが、「大手荷主の危険品分野では3年間無事故」など現在、総事故率は「10PPMぐらい」と話す。今後は「ナレッジマネジメントの導入で、さらに『輸送』に特化していく」。
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    【会社概要】
     50年4月、秋葉原、飯田橋、蔵前の三営業所を拠点に創立(通運事業免許は前年12月に取得)。51年、一般区域免許取得。その後、産廃収集運搬業免許、一般倉庫業免許、通関業免許など事業拡大に向け各種免許、ISO認証など次々に取得。グループの鉄道コンテナ取り扱いは日通に次いで2位。

     
     
     
     
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