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物流ニュース
キリングループロジスティクス 「運びきる体質強化」が不可欠
2025年4月14日New!!
キリングループロジスティクス(安藤弘之社長=写真右、東京都中野区)は2月19日、記者懇談会を開催し、2025年の事業計画や3月28日付けで小林信弥常務(同左)が社長に就任する人事について説明した。
安藤社長は、「昨年は物流における2024年問題が注目されたが、当社はパートナー企業の運賃改定やモーダルシフトも計画通り実行できた」と振り返った。
2024年事業は売上770億900万円(前年対比30億7600万円4.2%増)となり、サービス品質は8.1ppm、新卒採用では22人を採用した。
同社長は、「能登半島地震などの自然災害があったが、運びきることができた1年だった」とし、「キリンビバレッジ、キリンビール、メルシャンの3事業会社を中心とし、これから力をいれていくヘルスサイエンス事業についても担当する領域は増えており、運びきる体質強化が不可欠」とし、さらなる拡充を誓った。22年に着任して3年が経つなか、「24年問題への対応、人材育成・組織風土、そして新たなチャレンジとして行ってきたものは、これまで本社が決定して取り組むということが多かった」とし、「今後は各地が独自に取り組むボトムアップによって改善を実現していく」と述べた。
昨年、同社は多様性推進室を立ち上げ、女性経営職比率をあげる「KGL Women,s College」を開催した。環境への取り組みでは、2050年ネットゼロ達成に向け、昨年4月にEVトラック1台を導入。
2025年の事業計画については、小林常務が、売り上げは前年比4200万円増の770億5100万円を目指すとし、「運びきる先にどのような価値をグループ全体にもたらせるかにこだわっていきたい」と抱負を述べた。
来年度は、新組織を立ち上げ、成長事業と位置付ける物流企画コンサルサービスの強化を図っていく。
荷待ち時間削減では、パートナー・協力会社を含めた車両動態管理の導入促進や、拠点に予約システムを追加していく予定。
事業基盤強化としては、DX化「キリンSCMデジタルプラットフォーム」の構築に取り組んでいく。
◎関連リンク→ キリングループロジスティクス株式会社
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