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    楽天 ドローン配送「そら楽」、5月9日からサービス開始

    2016年5月8日

     
     
     

     楽天がドローンによる配送サービス「そら楽」を9日からスタートさせる。飛行の安全性やセキュリティなども含めて注目されるドローンだが、海外も含め、今までは実験の域を出ていない。今回、楽天が開始するサービスは実証実験の性質をメーンとしながらも、初のビジネスとしての配送サービス提供となる。
     ドローン配送「そら楽」のサービスは、第一弾として千葉県御宿町にあるゴルフ場「キャメルゴルフリゾート」内を範囲としてスタートする。使用するドローン「天空」の機体は、楽天が出資する自律制御システム研究所(ACSL、野波健蔵社長=写真左、千葉市)が楽天と共に改良・開発した配送専用機。


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     スタッフは専用デポで軽食やゴルフ用品などの注文品を入れた専用配送箱を機体にセットし、タブレットで操作して配送開始。自動的に離陸し目的地まで飛行。搭載した画像認識技術で着陸地点のマークを正確に認識し、誤差5m以内で着陸する。着陸後は自動的に配送箱をリリースした後、また専用デポの離陸ポイントに向け、自動で戻る。
     「注文は、スマホに入れた専用アプリで行う。ゴルフ場内の現在地点を選び、商品を選んでクレジットカードまたは楽天スーパーポイントで支払いを完了すると、おおよそ5分で配送ドローンがコース内の発着ポイントに着く。初めは配送の着陸ポイントは1か所だが、いずれは拡大していく」と、楽天の三木谷浩史会長兼社長(同右)。「ドローンのイメージとして、少しでも親近感を持っていただきたいと思い、配送箱はピンクにした。配送時には箱から出して持ち歩きに困らないよう、白とピンク色の不織布製手提げ袋もサービスで付ける」と説明する。
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     野波社長と三木谷社長の出会いは半年前、野波社長が楽天に自社製作のドローンを売り込んだことから始まった。「自社で開発した純日本製のドローン機は、強風時でも高い飛行安定性能を発揮できる自信があった。売り込んだ2か月後には共同改良・開発が決まり、今年の3月には出資、そして4月25日に発表となった。三木谷社長の決断力とスピーディな行動力のおかげ」と話す。
     安全性を重要視し、1飛行の配送重量は2kgを限度とし、その日の風速などを考慮して注文時に配送可能な重量限度を表示。その範囲内で商品の注文を受け付ける。野波社長は「機体を大きくすれば、現状では10kgくらいまで配送可能。風速も8㍍までなら問題はない」と語る。
     三木谷社長は「ビジネスとしてのサービス展開だが、実験としてのデータ収集がメーン。道路は2次元空間だが、空は3次元空間。5年後、10年後には、見上げるとドローンが飛び交っているということも当たり前になるかもしれない。今はまず安全性などをしっかり見極めたいので、5月の開始後1か月間の運用状況をみて、今後を検討していく。まずはゴルフ場などの人口密集度のない場所から広げていく」とし、「オートパイロットのドローン配送がいずれ再配達問題の解消や過疎地域への生活品配送、災害などで孤立した地域への医療品などのお届けなどでも役に立つことを願っている」と語る。
    ◎関連リンク→ 楽天株式会社

     
     
     
     
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