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労務管理
運送会社は不利? 未払い残業代請求が増加
2015年12月24日
近畿圏内の運送A社では先日、約4年間争ってきた未払い残業代請求の裁判で和解が成立。退職したドライバーら4人に対して約1000万円を支払い、争いに終止符を打った。A社では他の運送事業者同様に、配送ごとにドライバーの出発時間を決めており、大手企業に勤務していた社会保険労務士と契約して就業規則なども適正に作成していた。
しかし、一部のドライバーは当日だけの出勤で配送できる輸送でも、前日から現場に向かって車内で仮眠をとったり、さらに荷主企業で長時間待機させられている間、荷主の指示があるまで行動しないなど、ドライバー独自の判断も多かった。しかし裁判の結果は和解となり、ある程度は原告側の要求を満たす状態になったという。A社社長は「納得はしていないが…」としつつも、「この問題については、これ以上、争ってもどうしようもない」とし、裁判ともなれば運送会社側が100%不利であることを訴えた。(詳しい内容は、物流ウィークリー12月21日号に掲載しております)
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都道府県別社労士・弁護士事務所
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