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景況感24ポイント悪化 1ー3月期、震災で冷え込む
2011年5月23日
全ト協は10日、1─3月期のトラック運送業界の景況感をまとめた。1─2月は自動車、鉄鋼、機械などがけん引役となり、景気判断も足踏み脱却の気配をみせたが、東日本大震災や福島第一原発事故に起因する計画停電、サプライチェーンの寸断による生産活動の停滞、深刻な燃料高から国内景気は急速に冷え込んだ。
トラック業界でも景況感はマイナス59(前回マイナス35)となり、24ポイント悪化。貨物別では、宅配貨物は底堅く、輸送数量はマイナス27(マイナス31)で前回から4ポイント改善、営業利益はマイナス33(マイナス51)で18ポイント改善した。宅配以外の特積みは、輸送数量は「横ばい」、営業利益は「やや減少」だった。一般貨物は、輸送数量ではマイナス28(マイナス12)で16ポイント悪化、営業利益はマイナス44(マイナス29)で15ポイント改善した。運賃水準はいずれも「ほぼ横ばい」。実働率はマイナス22(マイナス8)、実車率はマイナス18(マイナス7)。
今後4─6月期の業界全体の判断指標はマイナス88で、1─3月期の落ち込み以上に厳しい悪化が見込まれている。(小澤 裕) -
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