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    商用トラックの盗難が急増、日本損保協会調べ

    2009年4月22日

     
     
     

     商用トラックの盗難事故が急増。そんな驚くべき実態が、日本損害保険協会(東京都千代田区)がまとめた「自動車盗難事故実態調査」で明らかになった。
     同調査は損保会社が08年11月に保険金を支払った事案(車両盗難639件、車上狙い2634件)を対象に実施。注目すべきは盗難車両の車種ランキングで11位にいすゞ・エルフ(12件、07年は7件)、14位に日野・レンジャー(9件、同6件)、18位に三菱ふそう・キャンター(10件、同1件)がランクイン。同協会は、「昨年までは、トラックが20位以内に入ることはなかったのに、非常に顕著な動きが見て取れる。運送事業者は早急に何らかの対策をとるべき」(業務運営部・自動車盗難対策室の山田高弘氏)と訴えている。


     商用車被害が急増する理由として、同氏は「昨年、今年と2年連続ワースト1のハイエースと同様、商用車は中東やアフリカ、東南アジアなどの発展途上国でのニーズが高い。パーツ単位での有用性も高いので、組織的に不正輸出されていることが考えられる」と説明する。
     警視庁によると、窃盗件数自体は減っているという(07年の件数は3万1790件と、03年の6万4223件と比べて約半分)。
     しかし、同氏は「窃盗の『質』が変わってきている」と警鐘を鳴らす。「以前は、遊びで盗んで、どこかに乗り捨てる『ジョイライダー』型が多かった。これは、後からユーザーのもとに車両が戻ってくるケースもある。現在の盗難はプロの窃盗団によるものが多く、その証拠にキーを付けていない状態での盗難件数が7割を超えている」という。
     この状況に備えるため、運送事業者は早急に対策を施す必要がある。「ハンドルをロックするものや、侵入センサー、侵入アラームなど、盗難防止を目的とした後付け装置が市販されている。また、夜間はライトで構内を明るくしておくだけでも効果がある」(同氏)。
     たとえば、ランドクルーザー(06年調査では1位、08年は4位)の件数が減ったのは侵入センサーが標準装備になったのが影響していると考えられる。
     同氏は「トラックはイモビライザーが付いていない車両が多く、ターゲットとして狙われ始めた面もあるのではないか」と分析。また、「『都会で人目が多い場所だから』『郊外で誰も来ないから』などと安心はできない。窃盗団はどんな場所でも、短時間で持ち去ってしまう」と話し、対策の重要性を訴える。
     なお、同調査は「保険金が支払われた事例」に対するもので、実際の盗難発生件数はさらに多い。車両保険は全体の4割程度しか掛けられていないというデータもある。
     山田氏は、「商用車が盗難に遭うと、その影響は大きいはず。装置の装着や保険加入などの対策が急務」と話している。
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    日本損保協会の山田氏

     
     
     
     
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