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運送会社
自社倉庫備えた新社屋が稼働 ヤマウチ
2009年6月17日
【静岡】ヤマウチ(山内良友社長、浜松市東区)は初の自社倉庫を備えた新社屋稼働を機に、実運送メーンから総合物流業への転換を図っている。
4月に完成した新社屋は、東名高速道路の浜松インターチェンジから500mの好立地、敷地面積は3695平方mで、延床面積は1915平方m。倉庫部分は1階が512平方m、2階は640平方mで最大積載量2.5tの貨物用エレベーターを1基、フォークリフトを3台設置した。事務所部分は3階建てで、1階は事務室と社長室、会長室、2階は約50人を収容する会議室と休憩室、予備の事務室などを設けた。3階も2階部分と同じ構造で、今後は同業他社や荷主企業の賃貸を受け付ける計画がある。
入出庫口の庇(ひさし)を長く設け、大型ウイング車が横付けしても荷台部分が濡れないよう配慮。容量20klのインタンクを設置したほか、トラックの整備場を設けたことでトラックの塗装、オイル交換などを自前で行うことができる。
同社は1983年設立で、現在のトラック保有台数は67台。「これまでは『ただ運ぶ』が主体だったが、新社屋稼働で扱えるサービスの幅が格段に広がった」と山内社長は自信を見せる。今後は「ヤマウチのブランド化」を目指して従業員教育の徹底と品質向上を図る。同社は昨年10月にグリーン経営認証を取得、フォークリフト免許も全ドライバーが保有している。山内社長は「継続的に合理化を追求し、提案力のある物流会社にしたい」と語る。(中道幸男記者) -
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