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    金城運輸 環境対策に尽力

    2010年1月18日

     
     
     

     創業者である父親の補佐として4年前、金城運輸(金城永三社長、東京都大田区)に入社した金城利光氏。現在は取締役として経営のほとんどを任されている。「信用金庫勤めから転身した当時は全くの異業種で、戸惑いも多かった」と話す。
金城取締役が初めに強く感じたのは「人材育成」。そして「環境対策」の必要性も実感した。


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     「当時は、それまで何もしていなくて白紙の状態だった。何かやらなくてはと考えていた時に、東ト協の『グリーンエコプロジェクト』を知った」と3年前を振り返る。
     同プロジェクトに参加して1年後、グリーン経営認証を取得。昨年は環境省・環境再生保全機構が主催する「エコドライブコンテスト」にも参加、9733事業所(14万6287台、33万33人)の中から上位5社に入り、優秀賞を獲得した。
 
     続けて、東ト協が新規設定した「トップランナー賞」も受賞。グリーンエコプロジェクト参加事業者のなかから、優秀な事業者6社に贈られたものだ。
 
     現在、30歳代後半から40歳代のドライバー15人で、保有車両は23台。そのうち22台に昨年、デジタコとドライブレコーダーを装着した。「グリーンエコプロジェクトは精神論をメーンに、ドライバー自身が自発的にエコに参加する方針。しかし、最初は論理だけで変化は出てくるが、どうしても成長に頭打ちは否めない。そこで指導補助的な意味もあって車載器を導入した。数値で出てくると、ドライバーも理解しやすいようだった」と説明する。
 
     また、「自発性の芽は出てきているが、まだトップダウンで従う部分もある。コツコツと積み重ねるしかない。マナーなどにも良い影響が表れ、変化を認めてくれる荷主も出てきた。すぐに運賃アップとはいかないが、契約継続などには役立っている」という。
 
     今後の目標として、「エコドライブのトップの賞を狙いたい。全社一丸で、より人間性を重視した意識の高い仕事を目指す。ドライバー一人ひとりが向上心を持ち、顧客が他に紹介したくなるようなキメの細かいサービスができる会社に育てたい」と語る。

     
     
     
     
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