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    越野運送 環境活動を積極推進

    2010年2月8日

     
     
     

     低炭素型の物流構築を目的に、荷主とのパートナーシップによる「グリーン物流」プロジェクトを手掛ける越野運送(越野奏弘社長、大阪市都島区)。同プロジェクトに活用する天然ガス車両2台にラッピングを施し、「天然ガストラック配送による人と環境に優しい街づくりを越野運送は目指します」と記載し、企業イメージの向上とドライバーの意識高揚を図っている。



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     同社は昨年9月に荷主と各地域の工場の協力を得て、発注数や発注時期を調節し、納入計画や配車計画を新たに策定。一元・集約化したミルクラン方式による集荷・納品配送を行い、越野社長は「一括納品による荷受け作業の高効率化を提供して総合的なサービス向上につなげている」。
 
     さらに、物流の一元・集約化に加えてモーダルシフトにも移行し、二酸化炭素排出量を削減。天然ガス車を使用することで環境負荷低減物流を推進する。同プロジェクトにより「ミルクラン方式物流による燃油使用量の大幅な削減」「天然ガス車の使用による黒煙ゼロを実現」「モーダルシフトへの移行による環境負荷物質の削減」の効果があり、越野社長は「従来と比べるとCO2は約70%削減が可能になった」と説明。
    
 越野社長は「厳しい経済情勢もあり運賃単価の競争が激しいが、今回の環境に優しい物流の仕組みを当社の強みにしていく。その一つにラッピングが有効的と考えた」という。
    
 同社は2㌧、4㌧車を中心に天然ガス車やハイブリッド車を保有しており、「今後も代替え時には積極的に低公害車を採り入れたい」という考え。また、安全性優良事業所(Gマーク)やグリーン経営、品質のISO9001を認証取得しているが、4月ごろに環境ISOの認証取得を目指し取り組んでいる。
    
 越野社長は「今回のプロジェクトは当社が単独で取り組んでも不可能で、皆様の協力でなし得たこと」と話し、「低炭素型物流という取り組みを専門職的に強く打ち出していきたい」と語る。

     
     
     
     
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