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運送会社
日東物流 「明るく目立つ」ユニフォームに一新
2010年5月10日
千葉県四街道市に本社を構える日東物流(菅原明社長)ではこのほど、制服を一新。菅原拓也課長(写真)は、「ひと目で他社との違いが分かる『ユニフォーム』を目指した」とし、「会社の姿勢と思いを込めた」と語る。
爽やかなイメージを引き立てるコーポレートカラーのブルーをベースに、グレーをアクセントとして縦方向に配置。「見た目で損をしている乗務員もいる。明るく目立つユニフォームを着るだけで、印象はガラリと変わる」との考えから「とにかく『かっこいい』ことにこだわった」という。荷主からの評価も上々で、「思い切ったねと褒められることが多い」。
胸には会社のロゴと個人名が記載されたワッペンが貼られているが、名字だけでなくフルネームを表記。「顧客に『日東さん』と呼ばれることが多かったが、より親近感を抱いて頂くには重要と考えた」。
製作を手掛けたシーユーピー(岡山市本町)の伊藤孝恭主任は、「衿の高さからファスナーの位置まで細かな注文が多く、白紙の状態から何度も議論を交わした。結果的に完全オーダーメードになったが、当社としても満足できるものができた」と振り返る。
こだわったのはデザインだけではない。夜間作業時の安全を確保するため、腕や背中には高性能の反射材を採用。300m離れた場所からでも、他の車両に認識させることができるという。「乗務員を事故から守りたいという会社の思いを込めた。路上作業時も仕事に集中できるはず」。当然、価格も上がったが、「コストではなく、必要経費であり投資でもあると考えた」という。
食品物流がメーンということもあり、ボタンをすべて外し、マジックテープを採用。胸ポケットも、携行品を落とさないように、あえてなくしたという。「不便という意見も出たが、食品を扱う企業として、少しでも異物混入の可能性を排除したかった」。
今回、同社では、ポロシャツ、ブルゾン、防寒ブルゾン、夏・冬パンツ、キャップとフルアイテムを支給。アルバイトも含めた約160名の従業員一人ひとりに、社長からのメッセージカードとともに手渡した。「従業員には誇りを持って働いてもらいたいし、この会社に入って良かったと思われるよう、できるだけのことはしていきたい」。
「服の刷新を通して、『良い会社にしていきたい』という思いは伝わったのではないか。会社の方向性を切り替える良いきっかけにもなった」
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