-
運送会社
ソフトバンク 業務用IP無線機が好評
2013年7月21日
ソフトバンクはトラックなどの商用車向けに、業務用のIP無線機「SoftBank 201SJ」の販売を2月から開始している。すでに2万台余の車両に導入され、順調な滑り出しを見せているという。
同製品は、ソフトバンクの携帯電話網を利用した通信サービスで、一斉送信やグループ呼び出しなど、一般的な無線機と同様の使い方ができる。無線局の免許も必要としないため、簡単な手続きで利用を開始することが可能だ。
開発を手がけたソフトバンクモバイルのエンタープライズ・サービス部の梅村淳史部長(写真左)は、「ドライバーに携帯電話を持たせる事業者が増えているが、使い勝手の面で、昔ながらの無線機を求める声は大きい」と説明。この声に、「パケット接続率ナンバーワン」の同社ネットワークを活用することで、「広いエリアで快適にお使いいただける」環境を整えた。
特徴について、同部長は「複雑な操作をする必要もなく、ボタン一つで通話を開始できるのが大きい」とし、ES1課の上竹勝彦課長も「一度に多くの車両に向けて発信する一斉通信は、無線機の方が向いている」と付け加える。業務用仕様の堅牢性を備え、「日常仕様の携帯電話に比べて車内環境にも耐えうる設計になっており、安心してお使いいただける」とも。
無線機にはGPS機能を標準装備。追加料金を支払えば、位置情報サービスを利用することも可能だ。ルート検索や距離計算、移動履歴などの機能が利用できる管理ソフトも提供するという。「車両が今、どこにあるのかをリアルタイムで把握することで、呼び出しや緊急時の対応に役立てることができる」。
利用料は、1台あたり月額3600円。2年契約で、工事費以外の初期投資は不要。9月までに契約すれば、月額利用料が1980円になるキャンペーンも実施(適用条件あり)。位置情報サービスを利用する場合はプラス700円。同部長は、「2〜3年のスパンで見れば、お安く感じていただけるはず」と、利用料の安さに自信を見せる。
今後は、ハンドセット型端末の開発や、デジタコ・ドラレコとの連携も検討していくという。
◎関連リンク→ ソフトバンク株式会社 -
-
-
-
「運送会社」の 月別記事一覧
-
「運送会社」の新着記事
-
物流メルマガ