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    コナン・小南社長 「辞めない会社」目指す

    2014年10月17日

     
     
     

    【神奈川】「人が辞めない会社を目指している」と話すのは、コナン(海老名市)の小南永二社長。郵政省の時代から、郵便局の集荷・配達業務を担当している。従業員が長く働くことができる職場環境をつくるために、様々な取り組みをしてきた。
     現在は、女性や高齢者でも働きやすい環境を目指し、車両のオートマ化を進めている。オートマ車はマニュアル車に比べて燃費が悪く、馬力もない。しかし、「時代の変化に合わせていくことが必要。今は乗用車の多くがオートマ車。トラックだけマニュアルでは時代にそぐわない」とし、「我々事業者が変わっていくことで、業界全体の意識も変わっていくはず」と続ける。


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     また、「女性の人材活用では労働時間の長さがキーになる」と指摘。「シフトを細かく分けることで、家事との両立がしやすく、働きやすくなる」と説明する。
     「活気がある職場は自然に人が集まる」とし、「人が集まる環境を整えることが大事」と強調。従業員のモチベーションを保つためにいろいろと工夫しているが、重要なのは「ねぎらい」だ。例えば、従業員への「ご褒美」もそのひとつ。
     郵便局で取り扱うギフトカタログから、従業員に好きな物を発注させ、その代金を会社が負担する。「お金はかかるが、従業員のモチベーションは上がり、郵便局にも貢献できる」。従業員の誕生日には、プレゼントとしてクオカードを送る。「いくつになっても、人から贈り物をもらうのは嬉しいもの」と、社長自身がメッセージカードを書き添える。
     仕事が忙しい時期には、自らトラックに乗ることも少なくない。上の人間が率先して働くという考えの裏には、自身の体験がある。県内の郵便局で配達を担当していた時のこと。繁忙期に、局長や課長が自ら配達に行く姿を見た。「局長がジャージに着替えてやってきた時は本当に驚いた」と当時を懐かしむ。大変だったが楽しんで仕事をしていた。「そういった経験を若い社員にもさせてあげたい」と目を細める。

     
     
     
     
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