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    中川運送 医薬品物流で差異化

    2015年1月23日

     
     
     

    【大阪】全国配送、危険物倉庫、物流加工など総合物流を展開する中川運送(中川晃一社長、大阪市此花区)は、顧客ニーズの高まりを背景に数年前から、医薬部外品製造業(包装・表示・保管)、化粧品製造業(同)および医薬品販売業許可を取得し、他社との差異化を図っている。
     製薬会社の荷主からの「倉庫で製品の取り扱いをしてもらいたい」という要望で許可を取得した。例えば、海外で生産された医薬品を日本国内で販売する場合、医薬品のサンプルは納品前に一度、国内で検品するが、パッケージに入った状態の医薬品は、完成品の状態でなければ検品することはできない。表示や外装のチェックについては通常、メーカー側で行われるが、メーカーの工場倉庫を持つ運送会社が許可を取得していれば、倉庫での製造業務の管理・実施が可能となり、メーカー側はコストが削減できる。通関後、商品を直接倉庫に搬入し、市場に流通させることが可能になりワンストップで流通できる。


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     医薬品を倉庫で取り扱うためには薬剤師の常駐が必要で、中川社長は「薬剤師不足の中で人材確保は大変だった」と苦労を振り返る。また、「一度預かった荷物をお客様に戻してから流通させていたが、倉庫から直接市場に流通させることが可能になった。リードタイムの短縮で物流システムの効率化を図ることができた」とし、「薬剤師が常駐する倉庫は他社にもよくあるが、危険物を取り扱うことが出来る倉庫を併せ持つ企業は少ない。ニーズの多様化に対応できる体制を整えているので、そのあたりを強く荷主にアピールしていく」と、次への案件獲得につなげていく考えだ。
    ◎関連リンク→ 中川運送株式会社

     
     
     
     
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