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運送会社
ユニック専門の需光 事業拡大のチャンス
2017年6月9日
ユニック車専門で主に建築資材を扱う需光(村田道秀社長、大阪府枚方市)。8トン車、12トン車を中心に14台を保有しているが、村田社長は「近年、1〜2台だけユニック車を保有している事業者が、人材不足により自社のユニック車を手離して、必要な時は傭車で間に合わせるようにしている傾向にある」といい、「我々ユニック専門へのニーズは今後、ますます高まるのではないか」と事業拡大のチャンスと捉える。
ドライバーは20代から60代までバランス良くそろえ、「ユニック車は操作を覚えたりするのが大変で、なるべく長く勤めてもらえるように考えている」と村田社長。「従業員が必要なものは全て会社から支給しており、事故などでも天引きしない」といい、月給制など安心して働ける環境づくりに努めており、定着率は高く、チームワークの良さがウリだ。
現在39歳の村田社長は4年前から、父親が創業した同社に入社したが、以前は大阪府警で刑事の仕事をしていたという異色のキャリアを持つ。正義感の強い性格から刑事の道を目指し、7年間、生活安全課で少年犯罪や闇金、風営法の取り締まりなどを手掛けてきた。その後、家業を継ぐために警察を辞めて需光に入社した。
「運送業界は全く知らない世界だった」が、持ち前の強い精神で仕事を覚えていたところ、入社して1年後に父親である先代が急逝。引き継ぎもままならず社長を継ぐこととなり、わからないことも多かったが、その分、「必死に会社を回さなければならない」という意識が強くなり、さらに仕事に没頭し、結果として売り上げも伸びたという。
給与体系や就業規則など、時代に沿った形に見直し、より安心して働ける職場環境づくりにも努めた。「これからも『ユニックといえば需光』と言っていただき、お客様から選んでもらえるポジションをキープしつつ、車両台数も増やしていければ」と意気込みを語る。
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