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    古河ユニック 新製品リリース相次ぐ

    2007年10月5日

     
     
     

     クレーンのリーディングカンパニー・古河ユニックは昨年から、新製品を次々に打ち出している。
     15年来の取り組みである「環境」に加え、「安全」「操作性」をテーマに、製品の拡充を推進。営業部販売促進課の齋藤文博副課長(写真)に話を聞いた。


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     昨年10月に発売されたクレーンが「U─can ECO(ユーキャン・エコ)」シリーズ(下写真)。2つの油圧ポンプを用いることで、従来と同じパワーを維持しつつ、エンジンの回転数を半減させることに成功。当然、燃費性能は向上。
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    U─can ECO
     「従来製品と比べた際の燃費低減率は最大で40%。ランニングコストを抑えることができる」のが事業者にとってのメリット。「技術面の分で、定価は若干上がってしまうが、数年ご利用いただければ回収できる」と同副課長は胸を張る。
     また、エンジン回転数を半減させたことにより、「作業時の騒音が解消された」という思わぬ効果も。この効果については、「ご利用いただいた事業者からの声で分かった」とし、いまでは製品メリットの一つとして事業者にアピールしている。「利用者からは、夜や早朝、街中での作業も、周りの目を気にせずできるようになったとお聞きしている」とのこと。
     また、同シリーズには「連動ラジコン」が標準装備されているが、この7月には、さらに進化した「連動ラジコンJOY」(下写真)を新発売。ブーム伸縮とフック巻き上げ・巻き下げの操作を右手のレバーの中に納め、右手一本で簡単に操作できるようになった。複雑な動きも、オペレーターの「感覚」に沿ってコントロールすることが可能。同副課長は、「ゲームのコントローラを操作する時をイメージしていただければ。繊細な動きにも対応できる」と話す。
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    片手で操作可能な「連動ラジコンJOY」
     同社では、「ラジコンは、作業の様子を確認しながら操作できるため、安全性をより確保できる」とし、ラジコンタイプの普及に力を入れてきたという経緯がある。今回の「連動スティックJOY」は、ラジコンの「操作性」をさらに高めることで、作業効率の向上を促す。
     また、同社でクレーンと二本柱を成すのが車両運搬車だが、6月に「ユニックキャリア・ネオアルファ」(下写真)を発売。「業界初」となる荷台傾斜角度ゼロ度を実現し、「載せやすさが大幅にアップした」。油圧シリンダーの技術を駆使し、なめらかな作動や騒音低減も実現している。
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    ユニックキャリア・ネオアルファ
     いずれの製品も、発表後の評判は上々だという。同副課長は「長年、『人と地球』をテーマに製品を開発してきた。もちろん、メーカーとして『安全性』の追求も」とし、「そこへ、燃料代高騰や効率性向上に対する意識など、今の時代の流れがマッチしてきたのだろう」と分析する。なお、同社は10月に行われるトラックショーに出展し、これらの製品群をアピールする。
     詳細は同社ホームページ、http://www.furukawaunic.co.jp/

     
     
     
     
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