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    リフレクサイト 夜間走行の安全を確保「JV104E」

    2008年1月25日

     
     
     

     リフレクサイト(東京都中央区)は反射材メーカーとして、「安全」をキーワードにした製品群を展開。車両総重量が7t以上の車両に設置が義務づけられている「大型後部反射器」では、国内で約50%のシェアを獲得している。
     同社が現在、普及を目指して力を入れているのが車両用テープ「JV104E」だ。同社営業部の河原伸自セールスマネジャー(写真)に話を聞いた。


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    同社製品を手にする河原氏
     同社は、反射の中でも高い輝度を誇る「再帰反射」の技術に特化。車両向け製品のほかに、道路標識やユニフォームの素材にも、この技術が活用されている。
     「JV104E」は車両用のテープで、車体後部や側面に張ることで、「特に夜間走行時、トラックの大きさを周囲に知らせる役目を果たす」という。「後続車は、前の車を意識して運転するようになる」ことに加え、深夜の仮眠時などは、「ライトを消しても、車体に張ったテープが光ることでトラックがそこにあると分かる」。
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    トラックを目立たせる効果がある
     同社製品の特徴として、同マネジャーは「品質」を挙げる。シンプルな単層構造で、「折り曲げなどの衝撃を与えても破れにくい」。また、厚さ0.2mmの柔らかい仕上げのため、凹凸のある車体に張るのもスムーズで、「車体のプレスラインにも無理なく馴染む」。加えて、接着面にも工夫を施し、「一度張っても、きれいにはがすことができる。張り直しが効くので、施工もしやすい」という。
     事故を「起こさない」ことはもちろん、「巻き込まれない」「もらわない」ための役割も果たす同製品。ドイツ・ダムスタッド大学の調べによると、同製品を装着した場合、そうでない車両と比較して、夜間事故の発生率を30%減少させることができたという。なお、同マネジャーは、「ヨーロッパでは装着の義務化が進んでいる」と現状を説明し、「今後も、その方針はさらに強まっていくだろう」と見ている。
     日本でも、UN/ECE(国連の相互承認協定)の再帰反射材基準(No.104)を採択し、「道路運送車両の保安基準」が改正され、昨年8月1日から、装着する際の「取付要件」が任意規定として定められている。
     今後は、樹脂製などのリフレクターとのリプレイス需要も掘り起こしていく。同社製品の素材の軽さを生かせば、「車両重量の軽減化にも貢献できる」と同マネジャー。車両向け製品の展開は「始めたのはここ5年ぐらい」だというが、「徐々に浸透してきている」とし、大型車両の安全確保に向けて、さらに普及を促していく。

     
     
     
     
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