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物流ニュース
面接では見抜けない 38歳の男性ドライバー 軽い事故で労災申請 辞表は80歳の父親が
2024年11月18日New!!
「そんなことはありえない」と思うことが、実際には起こる。宮城県仙台市の運送事業者に38歳の男性がドライバーに応募してきた。面接では変わったところもなく、受け答えも普通で、特におかしな点はなかった。同社では、とりあえず研修として横乗りで仕事を覚えてもらおうと、荷物の積み込みや積み下ろしを助手として手伝わせた。
3日目のこと。荷物を運ぶ際に昇降機で手をはさみかける事案が発生した。昇降機の扉が指に当たった程度で血も出ていなければ腫れもなく、普通ならそのまま業務を遂行できるレベルだったが、いきなり「病院に行く」と言い出した。少し青くなっているようにも見えたが、普通に指も動くし、腫れていることもなかった。
ただ、本人が病院で診てもらうことを望むなら拒否はできない。「労災を申請するから手続きしてくれ」と言われ対応を余儀なくさせられた。「こう言っては失礼だが、病院に行くレベルではない」と思ったが、仕事中の怪我だから仕方がない。
幸いまだ3日目だったので、試用期間として、正式に採用しない方向で話を進めようと考えていたという同社長の心の内を知ってか知らずかはわからないが、「条件が合わない」と辞表を持ってきた。ただ、持ってきたのは本人ではなく、80歳になる父親。委任状も持参して、辞めることを伝えてきたという。
「開いた口がふさがらないとは正にこのことで、こんなことが本当に起こるんだと唖然とした」という。
その後のトラブルを避けるため、3日間の賃金を支払い、辞めてもらった。「38歳にもなって自分で自分のケツを拭けないやつがいる。いったいどういうことなのか。子も子だが、親も親だ」と憤るが、同時に、「まさかそんな人間だとは思わなかった」と、面接で見抜けなかった自身の未熟さも悔やんでいる。
今回の一件で同社長は、「やみくもに人を採用する怖さと、面接で人を見抜く難しさを改めて感じた」と話している。
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面接はいかに化けるかですからね。猫の手も借りたいくらいなら見過ごす。
この手の記事多いな
今日この頃の昨今。子の入社式に同席する親御が居るんだってさ。
子が職場で注意を受けたりしたら、すかさず親がしゃしゃり出て会社や上司に対してモンパラをやらかすんだって。
ものすごいご時世になったものです。
日本の将来が見えてます。
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