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物流ニュース
運輸労連 全国単組労使懇談会開催、業界の窮状は「待ったなし」
2025年7月1日New!!
運輸労連(成田幸隆中央執行委員長)は4月11日、都内ホテルで「全国単組労使懇談会」を開催した。2023年に初開催し、今回が3回目。参加したのは日本通運、ヤマト運輸、トナミ運輸、JPロジスティクス、名鉄NX運輸、新潟運輸、丸全昭和運輸、ロジスティード、愛知陸運、エスラインギフの10社で経営役員22人。組合側は10組合の組合代表と運輸労連中央本部の幹部9人。
組合側代表としてあいさつした成田中央執行委員長は、春闘妥結状況として「前年より大幅な増額となり、この数字は過去30年で過去最高の解決額となっているが、他産業の平均賃上げ方式を見ると産業格差は広がっている状況にある」と述べた。
また2024年問題では「現在大きな問題が起きてはおらず、物流の効率化に向け、積極的な取り組みと運び方の改革は進んでいると思うが、この問題は解決したわけではなく、スタートに過ぎない」として、依然として全産業より長い労働時間で賃金が低く、価格交渉では9月の結果でも30業種中、最下位である現状を示した。
企業側代表としてあいさつしたトナミ運輸の髙田和夫社長は、「運送コストの上昇に応じ顧客に値上げ交渉を進めたいが、値上げ交渉によって安値の同業に流れかねず、交渉しづらいという課題が出ている」と語った。
また「メーカーは物流費の上昇を盾に値上げを進めているが、物流会社は価格転嫁ができていないというアンマッチが際立っている。こうした点の解消や業界の窮状を開示していく必要がある。深刻なドライバー不足や物価高などの課題への対応は待ったなしの状況」と述べた。
懇談会では国交省物流・自動車局の鶴田浩久局長による記念講演が行われ、懇親会も開かれた。
◎関連リンク→ 全日本運輸産業労働組合連合会
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