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    こんな会社に誰がした!第7回:本当の組織化とは

    2010年9月21日

     
     
     

     今回の組織を蝕む原因は「ドライバーのあるべき姿が示されていない」です。

     意外かもしれませんが「自社のドライバーにどうなってもらいたいのか」、これを分かりやすく説明できる社長さんは非常に少ないのです。



     なぜ、このことが重要であり、ドライバーに示すことができないことが組織を蝕む原因となるのでしょうか?

     私の顧問先でも、一人ひとりのドライバーの能力が高い運送会社というのは多いのですが、そういった運送会社はある一定のところまで成長すると、壁にぶつかって成長が鈍化してしまうことがあります。

     私も最初は、その原因が分かりませんでした。しかし、そのような運送会社のドライバーの行動特性を私なりに分析したところ、同じような行動特性が浮かび上がってきたのです。

     それは、「ほかの同僚に対する協調性がない」というものでした。

     確かに一人ひとりはしっかりと決められた業務を行うことができるし、事故やクレームも少ない。しかし、お互い同僚に対する協力や連係プレーがうまくできていないのです。

     このような状況では、うまくいって1+1=2の成果しか上がりません。本来ならドライバーの数が増えるわけですから、1+1=2を超える成果が出なければ「組織化」の意味がありません。

     厳しい言い方ですが、ドライバーの数が多いだけの、単なる個人事業主の寄せ集めの会社でしかありません。

     このような運送会社は、今のような仕事が減少する時代になると、組織がバラバラに分解する危険性が極めて高いでしょう。

     「組織」と思っていたのは社長だけで、実は「自己中心的な人間のたまり場」にすぎなかったということです。

     このような悲惨な結果に陥らないためにも、社長は「自社のドライバーにどうなってもらいたいか」を、明快にドライバーに語れる必要があります。

     そのためには社長が真剣に考え、具体的な行動指標を提示できなければダメです。この部分は他人に任せることができません。社長自身が深く、遠く、自社の未来を思い描く必要があるのです。

     まさに社長にしかできないことであり、社長の責務なのです。

     「ドライバーのあるべき姿が示されていない」。これも組織を蝕む原因の一つなのです。

     
     
     
     
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