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    給料低下で人手不足に 今では月30万円がやっと

    2011年10月28日

     
     
     

    truck3_1024.jpg バブルの時代、運送業界の賃金は高額で、年収1000万円に達するドライバーも多くいた。しかし、現在では人手不足にもかかわらず、年収300万円程度になってしまっている。その結果、規則正しい労働時間が約束される他産業へ転職する人も多くなった。



     海コンのドライバーになれば、年収1000万円は確実と言われていたが、現在では過当競争に伴い運賃が低下、トレーラ1台で80万円から100万円程度で燃料高騰や車両費の高額化など物価が上昇、福利厚生を考えれば手取りで20万円前後の給与しか支払えず、かつてのバブル期のように海コントレーラ1台で200万円を超える売り上げや50万円を超える給与は不可能となってしまった。

     大阪府和泉市で海コン輸送を行う運送会社は「現在、総額で給与35万円程度を支払っている。しかし、海コン輸送だけでは売り上げは100万円程度なので、他の長距離輸送や、複数の仕事を加えてようやく売り上げが150万円を超え、35万円支払える状態」と話す。さらに、「海コンだけで長距離を拒むドライバーは売り上げも低く、給与は25万円程度。やはり10万円の差額が生じてしまうなど、同じトレーラのドライバーでも給与に大きな差が生じる」と語った。

     実際、海コン輸送を専門とし、その後、鋼材輸送を開始した運送会社でも、「海コン輸送で30万円を超える給与は現状の売り上げでは厳しい。しかし、鋼材輸送では景気が低迷していても、近距離・中距離運行を行えば150万円程度の売り上げが確保でき、高速料金、償却費などを差し引いても、最低30万円以上はドライバーに給与として与えられる。海コン専門で給与を30万円以上は困難では」と話す。

     海コン輸送でも元請けに近い業者では、売り上げも1台当たり100万円を超えるため、ドライバーが満足する給与は支払われているようだが、孫請け、ひ孫請けなどになれば、1台の売り上げは100万円に満たないため、30万円を超える給与の獲得は困難のようだ。

     こうした背景から、海コンなどのドライバー不足も発生しているようで、売り上げの低い輸送では次第に人材確保は困難な時代になるため、運賃値上げは必要な課題となっている。(佐藤弘行)

     
     
     
     
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