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「倫理観」の重要性 運送業界の社会的責任
2014年11月12日
「運送事業者にとって、安全や環境に対する法律や社会のルールを守ることは必要。また、物流は社会にとって必要不可欠なインフラであるという自覚を持って、責任ある仕事をしなければならない」と話すのは愛知県の運送事業者。荷主との対話を通じて「倫理観の重要性」を感じたという。
「荷主は物流事業者に対して、コスト削減や安定した輸送の確保を求めるが、それを達成するための前提として、物流事業者が社会的責任を認識し、きちんと倫理観を持って仕事をしているかどうかを見ている」と話す。「トラックドライバーの中には、残念ながらタバコのポイ捨てや危険運転など、基本的な倫理観に欠ける者も少なくない。そのようなドライバーを抱えている事業者に対し、荷主は仕事の依頼をしようとは思わない。悪い評判はすぐに広まる。自社では基本的なマナーは当然として、運送事業者が社会的にどのような立場にあるのか、その中でドライバーはどのような役割を求められているのかを教育するべきだ。そうすることでドライバー自身も自分の仕事に誇りを持てるし、反社会的な行動を取るようなこともなくなる」という。「そのようなドライバーが増えれば、荷主も信頼して仕事を依頼できる」と話した。
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