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    第35回:食品リサイクルと農業ビジネス

    2009年12月8日

     
     
     

     食品廃棄物を肥料化または飼料化し、農業や畜産業に活用していくというのが、食品リサイクルの基本的な流れになっています。もちろん、リサイクルというからには、その後の農産物流通や消費者に至るまで循環が成り立っていなければなりません。


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     さて、食品リサイクルにおいては、食品廃棄物を受け入れることよりも、その後に生産される肥料や飼料を流通させることの方が難しいのが現状です。こうした中で、今後は「食品リサイクルビジネス」と「農業ビジネス」の両方に取り組んでいくことが重要なポイントになるでしょう。(もちろん、いろいろな方々との連携でもOKです)
     現段階においては、食品リサイクルビジネスの方が比較的利益の出やすい事業だと言えますが、今後は逆転する可能性も起こり得るからです。世界的な人口増加、インドや中国のような大国における農業から工業・ITへのシフト、異常気象、化学肥料や飼料の高騰…つまり、食料がますます不足してくるこうした背景の中で、農産物ニーズはどんどん高まっていくことでしょう。しかし一方で、原油や鉱物に頼ってきた化学肥料、そして、穀物に頼ってきた飼料は高騰しており、農業における原材料の見直しが迫られているのです。
     こうなってくると、食品廃棄物に対する農業分野のニーズは高まってくる可能性が高いのです。もちろん、農業分野のニーズといっても、これまでのような化学肥料に依存した農業ではなく、まさに食品リサイクルや畜産排泄物を活用した循環型農業が注目されてくると言えるでしょう。場合によっては、こうした「廃棄物」が「有価物化」するかも知れません。
     これまでは、食品廃棄物を受け入れる段階で廃棄物処理費用をいただき収益を上げてきましたが、近い将来、それ以上に肥料・飼料販売や農業ビジネスの方が高収益なビジネスになってくるとも予測できます。
     つまり、「食品リサイクルビジネス」「農業ビジネス」の両立を考えたビジネス展開は、まさに今後の魅力的なビジネスモデルとなり得るのです。
    (株式会社船井総合研究所・山田浩太)
    ☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com
    ※記事は08年7月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

     
     
     
     
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    本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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