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運送会社
ウイング 駒田裕二社長「魅力や品質の向上が命題」
2021年1月8日
「『荷物があれば、どこへでも飛んでいく』という思いをこめた」。三重県松阪市に本社を構えるウイングの駒田裕二社長は社名の由来をたずねられると、そう力強く答えた。
平成4年にドライバー数人を擁して設立し、以来、リーマン・ショックやこのたびのコロナ禍といった社会の大きな波に揉まれながら堅実な事業を継続させてきた同社。「自由を愛する」とのモットーに触れて笑顔を見せる社長と記者のもとには、取材中も続々と従業員らが礼儀正しくあいさつに訪れ、その姿を通しては現在70人ほどのドライバーを抱えるまで成長した同社における、健全な雰囲気が伝わってくる。
そんなウイングにおいて、社内教育や環境改善などを担当しているのは駒田麻耶取締役。20年前に入社後、「現場を知っておくために」といった理由もあり15年ほどのドライバー経験を積んだ取締役は「未だ勉強の最中」と謙遜しつつ、背中を追っている父である駒田社長を「リーダーシップが強く、仕事のプロだと感じている」と表現して、「これからも吸収できる部分はしっかりと学んでいきたい」と身近にいる「先生」の存在に言及する。
仕事に対して厳しさを見せる一方で、趣味である釣りに関しては自家用クルーザーや海外大会への参加で「本気ぶり」を示し、また会社の今後についてはこれまで歩んできた成長路線を継続しつつ、さらなる魅力や品質の向上を命題として挙げている駒田社長。創業時に掲げた「どこへでも飛んでいく」の精神は30年近くが経過した今でも失われておらず、使用している名刺の背景にはその舞台となる青空が、生き生きと大きく描かれている。
◎関連リンク→ 株式会社ウイング
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