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運送会社
脇地運送 男性育休取得を推進「子育て世代に応えたい」
2018年12月7日
【広島】脇地運送(金子武司社長、広島市西区)は昨年4月、男性社員の育児休暇制度を整えた。以降、約1年半で2人が取得。取材した11月初旬には1人が検討中という。男性が育休を取るという選択肢が、社内で浸透し始めているようだ。
当初は半信半疑な思いもあったという金子社長だが、「男性が育児に参加することが当たり前の今の子育て世代に、会社は応えたい」と整備を始めた。まずは、国や県の助成事業を活用するために男性育休の促進宣言企業などの認定を受けた。育休の取得期間は、本人と奥さんの意向で設定し、事前に言えば出産当日から育休に入れるなど、柔軟に対応することに。制度は朝礼、ミーティング、休憩室への掲示で周知させた。
取得希望者には、取得すると収入が減ること、社会保険から手当金があることなどを明確に説明。社長の「不安を少しでもなくし、育休取得を遠慮しないで、必要なら大手を振って休んでほしい」との思いからだ。
県主導の女性ドライバー入職推進プロジェクト「はこびなでしこ」のPR活動にも参加する同社。金子社長は「PRへの参加も、男性育休の取得推進も求人の一つ」と話す。社員だれもが働きやすい環境を整備することが、求人活動での大きな強みになることは間違いないだろう。
◎関連リンク→ 株式会社脇地運送
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